旬の梨を丸ごとかき氷で! 『やわた走井餅老舗』(京都)の名物「梨氷」を食べてきた

2021年9月3日(金)10時51分 食楽web


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 神社などの参道で所縁のある菓子として販売される門前菓子ですが、京都を代表し、国宝にも指定されている神社・石清水八幡宮では、『やわた走井餅老舗』の「走井餅(はしりいもち)」が定番の門前菓子となっています。


『やわた走井餅老舗』の外観

 この『やわた走井餅老舗』では、夏の後半になると期間限定で「かき氷」が登場。このかき氷が、知る人ぞ知る人気商品らしいと聞きつけた著者。早速、味わいに出かけてみました。

 お店は京阪電車の「石清水八幡宮駅」を下りてすぐの場所にあり、普段は出ていない氷ののぼりが夏場になると立てられます。早速、お店に入って注文してみましょう。

やわた走井餅の「梨氷」はまるで梨そのまま!?


「八幡の梨氷」1200円

 特に人気のあるかき氷が、メニュー右上に書かれた「八幡の梨氷」です。旬のフルーツ「梨」を使ったちょっと珍しいかき氷で、すぐさま注文しました。

 そうして運ばれてきたのがこちら。まず、運ばれてきたときの高さにビックリ! 器に対して垂直に盛りつけられたかき氷に梨のシロップがたっぷり掛かっています。

 実は、お店のある八幡市は「梨の産地」。梨氷には、お店の近隣農家の梨を使用しているそうです。

 垂直に盛られた芸術的なかき氷を崩さないようにスプーンを入れていきます。ひと口食べてみると、口の中がキーン! 梨のシロップはサッパリとした自然な甘みで、梨本来の風味が楽しめます。さらにプチプチと梨の粒子も感じる食感で、かき氷を食べているというより、全体が1個の梨のような味なのです。

 この「梨氷」を語る上で外せないのが、器の底に盛られた梨。ゴロッとカットしてそのまま冷凍された梨が、贅沢にトッピングされています。

 食べてみると、ショリショリとした食感と素朴な甘さが広がる絶妙なトッピング。梨を買ったら家でもやってみようと思えるほど、梨の新しい食べ方を発見した気分です。

 ほかにも京都のかき氷の定番・宇治金時や、生姜を使ったかき氷などがあるので、友人や家族と一緒に食べ比べしてみるのも良さそうですね。

梨氷だけで帰るのはもったいない!「走井餅」をお土産に

『やわた走井餅老舗』にせっかく来たのなら「走井餅」ももちろん、オススメ。「走井餅」は三日月形のお餅の中にこしあんが入ったお餅です。

 かき氷で冷たくなった口の中をリセットするにもピッタリです。

 男山という山の上にある「石清水八幡宮」を訪れ、参道にあるこちらの店で門前菓子と名物のかき氷をいただく。そんなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

(撮影・文◎けいたろう)

●DATA

やわた走井餅老舗

住:京都府八幡市八幡高坊19
TEL:075-981-0154
営:8:00〜18:00(喫茶L.O.17:00)
休:月曜日(祝日の場合は翌日休)
http://www.yawata-hashiriimochi.com/

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。

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