四万十ご当地チューハイ「ぶ酎ハイ」 独特の香りで美味しいと評判!

2018年9月17日(月)21時0分 Jタウンネット

高知県四万十市で新たな酎ハイが話題になっている。


四万十市特産の「ぶしゅかん」を使った酎ハイで、その名も「ぶ酎(ちゅ)ハイ」という。ぶしゅかんとは酢みかんの一種で、高知では魚にかけたりして昔から親しまれてきた。柚子やすだちの仲間ではあるが、独特の酸味が特徴。四万十では、酢みかんの王様と言われ親しまれてきた。


酎ハイの種類は数多くあるが、これはまた違った味が楽しめそうだ。お酒をこよなく愛するJタウンネット記者は、生唾を飲み込みながら調査を進めた。


四万十のぶしゅかんをもっと多くの人に


Jタウンネット編集部は2018年9月11日、ぶしゅかんを始めとした四万十流域の農産品の開発・加工・販売などを行う「四万十ぶしゅかん」で代表を務める田村吉教さんに話を聞いた。田村さんによれば、四万十市では昔からぶしゅかんが有名で、夏の時期にはぶしゅかんを絞ったお酒をよく飲んでいたのだという。しかし、ぶしゅかんが旬の時期の8、9月に限定されてしまうことから、一年を通して楽しむことができなかった。


「ぶしゅかんは主張しすぎることもなく、マイルドで香りもよく、料理を引き立てる」(田村さん)

田村さんはぶしゅかんをご当地の定番メニューにしようと活動を続け、4年ほど前からシロップで手軽にぶ酎ハイが楽しめる「四万十ぶ酎ハイシロップ」を販売するようになった。当初は3、4件の居酒屋で利用されるところから始まり、「とにかく美味しい」と口コミが口コミを呼び、今では四万十市の42件の居酒屋でぶ酎ハイが飲めるようになったそうだ。


現在は高知市でも次第に扱われるようになり、今後は県外へも積極的に進出予定だ。


順風満帆に見える四万十ぶしゅかんだが、一方で課題があるという。ぶしゅかんの原料が足りていないというのだ。ぶしょかんは、植えてから実ができて採れるまでに7、8年かかり、状況改善に向けて、現在対応中だ。


「ぶしゅかんは高齢者でも育てやすく、お金にもなる。四万十の特産品として県外にもイメージが定着するようやっていきたい」(田村さん)

9月16日、17日には、銀座にある高知県アンテナショップ「まるごと高知」にてぶしゅかんの普及キャンペーンも開催されるという。ぶしゅかんが全国で楽しめるようになる日もそう遠くないかもしれない。


Jタウンネット

「ご当地」をもっと詳しく

「ご当地」のニュース

「ご当地」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ