朝6時にスタバにチェックイン!本当に意識が高い人と意識高いふうの人

2022年10月9日(日)20時30分 ココカラネクスト

 いつの世もオトナたちにとって「最近の若いやつ」はよくわからないものですが、近年ますます若者の採用やマネジメントは難しくなっています。

・パワハラが気になって指導しにくい。
・じっくり話したいけど飲みに誘っていいかわからない。
・何がモチベーションかわからない。
・優秀な人ほど急に辞めてしまう。
・職場のオトナたちからは、こんな悩みの声が尽きません。

最近の若者たちは、いったい何が不満で、何を望んでいるのでしょうか?本企画では、ツナグ働き方研究所所長・平賀の著書『なぜ最近の若者は突然辞めるのか』から、若者の職場での生態を表す20のキーワードを紹介。彼らの労働観や仕事に対する考え方を解き明かしていきます。

あなたの職場の若者は、どのキーワードに当てはまるでしょうか!?

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朝6時にスタバにチェックイン!本当に意識が高い人と意識高いふうの人

若者たちの間で「意識高い」というと、ちょっと相手を揶揄するニュアンスがあります。例えば、やたらと人とは違う自分を語ったり、自己啓発系の本の影響を受けていたり、そんな匂いを感じ取ると「意識高いね(笑)」と言いたくなってしまうのです。

でも、本来は高い意識を持つことは、とてもよいことです。それがなぜ、軽い悪口のようになってしまったのでしょうか。

大きな理由のひとつは、SNSという自己表現の場ができてしまったことだと思います。ある男性(36歳)が、SNSのうっとうしい投稿としてこんな話をしていました。

「朝6時にスタバにチェックインとか、最高にウザい」

チェックインというのは位置情報を使ったSNSの機能で、要するに自分がどこにいるかをフォロワーに自動通知するものです。ですからわざわざ本人が投稿しているわけではないのですが、受け取るほうは「こんなに早くからシャレたカフェで仕事しちゃってますアピール」のように思ってしまいます。いわゆる「スタバでドヤ」です。

朝からスタバにチェックインする人物が本当に高い意識で努力しているのか、キャラとしてそんな自分を見せたいのかはわかりません。ただしSNSというツールは自己顕示欲を増幅させます。無理やりにリア充を装う意識高いふうが増えている可能性はおおいにあるでしょう。

だとすると、本当に意識が高い人なのか意識高いふうの人なのかを見極める眼力が、職場のマネジメントにおいて、重要度を増しているのかもしれません。

[文:ツナグ働き方研究所]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

平賀充記(ひらが・あつのり)

ツナグ働き方研究所 所長
1988年リクルートフロムエー(現リクルートジョブズ)に入社。「FromA」「FromA_NAVI」「タウンワーク」「とらばーゆ」「ガテン」などリクルートの主要求人媒体の全国統括編集長を歴任。 2014年株式会社ツナグ・ソリューションズ取締役に就任。2015年ツナグ働き方研究所を設立、所長に就任。2019年よりツナググループ・ホールディングス エグゼクティブフェロー就任。著書に『非正規って言うな!』『サービス業の正しい働き方改革・アルバイトが辞めない職場の作り方』(クロスメディアマーケティング)、『パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド』(かんき出版)、『なぜ最近の若者は突然辞めるのか』(アスコム)。

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