自分にあった副業の見つけ方は?副業に向いている人って?「副業専門家」が教えます!

2022年10月21日(金)16時35分 ココカラネクスト

 近年、新型コロナウイルスの影響や、働き方改革の促進などによって、副業を始める人が増えてきています。

ですが、単に「副業」といっても、その種類や働き方は多種多様。

今回は、副業が学べる日本初の専門スクール「副業アカデミー」を運営する株式会社レベクリ代表取締役で副業専門家の小林昌裕氏より、副業のあれこれについてご紹介します。

これまで20以上の副業を実践してきた小林氏ですが、キャリアのスタートは、サラリーマンだったそう。

2社目に転職したときに、生涯年収について考えるきっかけがあり、そこで結婚や子育てなど今後の人生を考え、このままでは約4000万円ほどショートしてしまうという考えに至ったといいます。

その時、どうやってお金を増やしていくかを考え、「独立をする自信はなかった」という小林氏が選択したのが「副業」でした。

副業スタートはアパートの賃貸経営による家賃収入から始まり、物販、ライター、ドル建て積立、太陽光発電、講演など、様々な職種を経験、いわゆる「副業オタク」になったといいます。

これまでの自身の経験から現在は「副業アカデミー」を設立し、学長として運営を行う一方で、副業専門家として様々な活動もおこなっている小林氏。

まずは、そんな小林氏が思う副業のメリット・デメリット(注意点)についてお伝えします。

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《メリット》

①個人の能力と本業への相乗効果がアップ

「副業を始めると、全く新しい業界に身を置いたり、コミュニケーションをする必要が出たり、時間管理をする必要が出たりなど、あらゆる面で個人の能力が上がると感じています。
それだけではなく、それが本業へも活きてくると感じています。
僕自身、副業を始めてからの方が、仕事を行うスピードが上がりましたし、責任のある仕事を嫌がらなくなりました。自分の嫌なことに対しても、向き合えるようになったという感じですね。ですので、本業での仕事の請け負い方や、事務処理能力、コミュニケーション能力、セールス力が上がると思っています」

②採用力が上がる

「これは、企業目線になりますが、副業を解禁している企業の方が圧倒的に採用がしやすいというメリットがあります。
現代は、優秀な人ほど副業をやりたい、副業を解禁している企業で働きたいと思っている傾向にあります。

また、副業を解禁していることで、離職率が低くなるという点もあります。
自分の好きなことをやっても良いという副業を認めてくれることによって、エンゲージメント(組織への愛着心)が高まり、会社を辞めないで頑張ってくれる人がたくさんいます。

ですので、企業側にとっても、副業を促進することでメリットが発生するという部分もあります」

《デメリット(注意点)》

現在世の中には沢山の副業がありますが、中には「副業詐欺」「投資詐欺」といったものもあります。

楽して稼ぎたいといった人ほど罠にハマりやすいので、そこは注意が必要です。

「100万円渡せば毎月5万円が戻ってくる」という話がよくありますが、こういうものはほぼ100%詐欺です。

副業に関してはしっかりと正しいノウハウを学び、1日30分でも毎日コツコツとやっていくことが大切です。

自分にあった副業は、自身の「戦闘能力」を知ることがカギ

新型コロナウイルスが流行してからのこのご時世、在宅ワークにより、以前よりも時間に余裕ができたことで、新たに副業にチャレンジしたいという人も増えているかと思います。

ですが、いざ副業を始めようと思っても、「何をしたら良いかわからない」「自分にはどんな副業があっているのか」などと思っている人も多いのではないでしょうか。

ここで、小林氏が伝授する、自身の性格とそれに合った副業についてご紹介します。

まず最初に考えるポイントとしては、自分の「戦闘能力」を知ることです。

・使える資金
・使える時間
・取れるリスク(許容量)
・自分のライフスタイル

参考までに、資金のリスクとバランスを踏まえた副業がこちらになります。

その上で、自身にあった副業を見つける手がかりとして、「自己主張×感情表出」をもとに、こちらを参考にしてみてください。

こちらはあくまでも、参考例ではあるため、中にはご自身の性格と正反対の副業が合う、といった場合もあります。

ただその中で一貫して「副業」というものに対して向いている(結果が出やすい)傾向にある人は、「何事もコツコツ取り組むことができる人」だそう。

また、本業が好きな人や、本業を真面目にやっている人は、副業もうまくいく傾向にあるといいます。

逆に、本業が嫌で、逃げたい、楽したいと副業を始める人は、「あまり上手くいかない」と小林氏はいいます。

ただ、逆にいうと、副業自体の向き不向きはその点くらいしか挙げられないとのことですので、誰にでも副業を始めるチャンスはありそうです。

副業専門家オススメの副業5つは?

ここまで副業のメリットや自分にあった副業の見つけ方について紹介してきました。

最後に、特に30代〜50代の男女におすすめの副業トップ5についてご紹介します。

・ライティング(月収3万円〜5万円)
・ネット物販(月収5万円〜数十万円)
・オンラインレッスン(月収5〜10万円)
・動画編集(月収3万円〜5万円)
・Webデザイン(月収3万円〜5万円)

<その他のコロナ禍のおすすめ副業>

・フードデリバリー
→在宅で注文する人が激増。自転車で運べるので初期費用は低く、1件500円以上の収入を得られます。

・レンタルスペース
→コロナ禍でプライベート空間でパーティーやYouTube撮影をする需要が高まり、レンタルスペースの稼働率が上がっています。創業費用100万円以下でスタートできて、毎月5〜15万円ほどの収益が見込めます。

なお、初めて副業を探す際には、「ランサーズ」「ココナラ」などのクラウドソーシングを使用するのがオススメだそう。

是非、副業を始めるか悩んでいる方は、こちらを参考にして、ご自身の生活をより豊かなものにしてくださいね。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

小林 昌裕 プロフィール

1982年東京都板橋区生まれ。2009年にサラリーマンをしながら不動産賃貸経営を始め、区分マンション・都内シェアハウス・地方一棟マンションなどを保有し年間の家賃収入が3,000万円を突破。
また、不動産賃貸経営以外にも20余りの副業を実践し年間収益が1億円を超え、2014年にサラリーマンを卒業。
現在は副業を教える日本初の副業専門スクール「副業アカデミー」の運営をしながら、副業専門家としてもさまざまな大学・企業・団体での講演などを通じて、あらゆる人の収入の柱を増やすために幅広い活動をしている。
「副業アカデミー」は2017年のスクール開校以来、のべ3,000名以上の方に受講いただいている。

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