「米空軍基地に着陸するUFO」を捉えた8秒の映像! 未公開映像には宇宙人の姿も?

2022年10月26日(水)14時0分 tocana

 昨年、アメリカ政府とペンタゴンはUFO/UAP※の存在を公式に認めたことで、これまで隠蔽されてきた数々のUFO現象にも光が当たっている。その1つに1971年5月にホロマン空軍基地で起きたとされるUFO着陸事件がある——。


※UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。


■「ホロマン空軍基地UFO着陸事件」とは?

 米ニューメキシコ州アラモゴードの南西約6マイル(約9.6キロメートル)にある米空軍施設「ホロマン空軍基地(Holloman Air Force Base)」で、1971年5月、施設内にUFOが着陸し、機体の中から宇宙人が出てくるというショッキングな出来事があったといわれている。そしてその模様を撮影した16mmフィルムの映像が残されているというのだ。


 空軍基地内で起こった事件だけに、この一件は厳重な機密として処理されたはずだが、どうして事件の情報がリークされたのか。なんと当局はこの時に撮影した映像をもとにドキュメンタリー映画を制作することを一度は検討したという。そして著名な映像プロデューサーに映像の一部を見せたというのである。


 当局が映像を見せた民間人とは映画プロデューサーのロバート・エメネガー氏である。1973年にエメネガー氏はホロマン空軍基地で撮影された映像を当局の担当者から見せられ、そこには基地にUFOが着陸する様子と機体の中から現れた宇宙人を至近距離からとらえた映像が収録されていたのであった。


 なぜ政府がドキュメンタリー映画を作る目的で、事件の秘密映像の公開を許可したのか公式の説明はないのだが、当時のニクソン政権が1972年の大統領選挙に向けてその政府内での権力を有権者に向けて誇示するためだったと考えられるという。


 その後、政府はエメネガー氏と彼の制作チームがペンタゴン(国防総省)の極秘ファイルにアクセスすることを許可し、一度はドキュメンタリー映画の制作に着手したということだが、ウォーターゲート事件※によって中断を余儀なくされお蔵入りになったということだ。


※再選を目指す共和党のニクソン陣営が民主党本部があるウォーターゲートビルに盗聴器を仕掛けようとした政治スキャンダル。これによりニクソンは下院の弾劾を受けて辞職した。


 一方、当時軍関係者であったポール・シャートル氏は、空軍基地で撮影された16mmフィルム映像のほぼすべてを見たことを1988年のテレビ放送で話している。


 シャートル氏によると、映像には基地の上空を飛行する3つの円盤状の物体が映っており、それらの1つは地面に着陸し、中から3人の宇宙人が出てきたという。 彼らは人間と同じサイズで、タイトフィットの服を着ていてトランシーバーのような通信機器を手にしていた。


 エメネガー氏によると、宇宙人は人間の大きさでその瞳には爬虫類の目のような縦のスリットがあったという。またその唇は薄くて単なる裂け目のようであったということだ。



↑2分49秒から“8秒間のUFO映像”



■密かに公表された“8秒間のUFO映像”

 2017年、UFO研究者のグラント・キャメロン氏は、トロントで開催された「エイリアン・コズミック・エキスポ」の期間中、ホテルの部屋でエメネガー氏にインタビューを行っている。


 その時のエネメガー氏の話によると、1973年にペンタゴンは、ロサンゼルスを拠点とする2人の映画プロデューサーであるエメネガー氏とアラン・サンドラー氏にアプローチし、宇宙人のUFO着陸疑惑に関するドキュメンタリーを作るように依頼したという。


 当時UFOに懐疑的だったエメネガー氏だったが、映像を見せられたことで納得し、ドキュメンタリー映画の制作に着手したのだった。


 すでに何カ月にもわたって映像を制作していた最中、ニクソン政権の危機(ウォーターゲート事件)によって政府が事件の実際の映像の使用許可を取り消し、ドキュメンタリー映画の制作を中止することを決定したとき、エメネガー氏はだまされたと感じたのだった。


 しかしエネメガー氏はこの屈辱的な決定に一矢報いるためにドキュメンタリーの制作を続け、ペンタゴンから提供された基地の上空を飛行する8秒間のUFOの映像を、目立たぬ枝葉末節の映像を装って使用した作品『The Incident』を1974年に公開したのである。その8秒間の映像にはホロマン基地に向けて飛行する明るく輝くUFOの姿が収められていた。


 同作品を観賞しこの“8秒間のUFO映像”の奇妙さにキャメロン氏が気づいたことで、インタビューが行われる運びとなり、事件の詳しい経緯が明るみになったのである。しかしその後に“8秒間のUFO映像”は同作品から削除されることになったということだ。


 この「ホロマン空軍基地UFO着陸事件」に関する情報は少ないのだが、映像が今も保管されているとすればきわめて重要な事件ということなるだろう。はたして着陸したUFOと宇宙人の映像が今後公開されることがあるのが今後も気に留めておかざるを得ないUFO事件である。



参考:「Latest UFO Sightings」ほか

tocana

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