冷える季節の足元を温かく履きやすく! 防寒あったかウォームシューズ5選

2023年11月22日(水)12時0分 JBpress

今や運動靴という枠組みを飛び越え、1つのカルチャーとしても世界中で愛されているスニーカー。その魅力である軽快な履き心地と個性豊かなデザインは、一流の革靴を日々の相棒とする読者諸氏をも魅了してやまない。ここでは“本物”を知る大人の男が選ぶべきスニーカーを提案する。

写真=青木和也 スタイリング=泉敦夫 文=TOMMY 編集=名知正登

 列島各地で過去最高値の気温を記録するだけでなく、夏を飛び越え秋を跨いで11月頭まで続いた酷暑の日々。だが、ここにきて気温は急降下、季節は一気に冬へと進み出したようだ。気象庁が発表した寒候期予報によると、暖冬になる可能性が高いというが、お上の言うことを素直に信じていいものか。それならば、後で泣きを見ないように、急いで装いを冬仕様に整えるべきではないか。求めるのは保温性と防寒性を兼ね備えた、羽織り物に被り物、そして上から下まで揃えるならば、忘れてはならない履き物。そう、今回のテーマは冬を快適に過ごすために必須の“ウォームシューズ”である。

 アッパーにダウンや機能素材の中綿を封入したり、ライニングをフリースやボアに変えてみたりと、各ブランドが各々の趣向を凝らしたモデルを展開し、いかにして人々の足元を快適に温めようかと静かに火花を散らすシューズ市場。ここでは、見た目にもウォーミーなモデルを厳選。またトップ画像をご覧いただければ一目瞭然のように、どれも等しくボリューミー。となれば難しいのがコーディネートへの取り入れ方。どのように履きこなすかを考えるのもまた、この時期ならではの楽しみと言える。本格的な冬の訪れを前に、あればホッとする5足がこちら。

1. CONVERSE「MOC CP WT」


イージーな着用感とモノトーン配色の絶妙コンビネーション

 防寒・保温性が最も必要とされる状況とは? そう考えた際にまず思い浮かぶのがアウトドアシーン。ご存知、コンバースの中でも、アーカイブモデルをベースに野外活動に必要なスペックを搭載したラインがコンバース キャンピングサプライである。

 シルエットは、着脱が容易なモックタイプ。撥水加工を施したナイロンとシンセティックレザーのコンビネーションアッパーに厚めのフォームを内蔵し、ボリューミーな外貌を構築。甲部分のストラップと履き口にあしらわれたコードロックがフィット感の調整を容易にし、雪や寒風の侵入もシャットアウト。起毛感のある素材を用いたソックライナーも相まって、寝袋に包まれているような抜群の履き心地を実現した。

2. NIKE SPORTSWEAR「AIR FORCE 1 ‘07 LV8 NTY」


バッシュの大名跡を、さりげなく冬仕様へとアップデート

 保温性の獲得にはボリューミーであることが不可欠。なんて道理は決してない。その証左となるのがこの「エア フォース1」だ。言わずと知れたナイキを代表する名作バッシュだが、スマートなフォルムにさりげなく冬仕様の機能性が搭載されている点に注視したい。

 放射状の通気孔があしらわれたトゥ部分はパネルを巻き込んで縫い上げ、さらにバリスティックナイロン素材のサイドパネルとレザーのヒールパネルは熱圧着によりシームレスに仕上げている。これに加え、シューレースにはリフレクティブ素材を縫い込むことで、日の出が遅く日の入りが早まる冬季の薄闇の中でも、優れた視認性を発揮。さらにはライニング部分だ。起毛素材を落とし込むことで、心地良い履き味が楽しめる。

3. adidas Originals「PUFFYLETTE」


アイコン的サンダルが、暖かなスリッポンスタイルに

 1972年の発売以来、世界中で人気を集めてきたアディダスのアイコン的サンダル「アディレッタ」。そのカジュアルでリラックスした履き心地は継承しつつ、より幅広い場面に対応するスリッポンスタイルへとアレンジして誕生したのが、もはや同ブランドにおける冬の風物詩ともなった「パフィレッタ」だ。

 耐久性に優れたリップストップナイロン製のアッパーは、雨の日であっても内部をドライに保ち、さらに軽量な機能中綿のプリマロフトを封入することで、足全体を優しく包み込むようなフィッティングと抜群の保温性を発揮する。しかもアッパーやEVAミッドソール、合成素材のアウトソールにはリサイクル素材を50%以上使用し、地球環境に考慮している点も見逃せない。

4. Columbia「SAPLANDII CHUKKA WP OH INFINITY」


“滑らないウィンターシューズ”と北海道民も太鼓判を押す

 優れた保温性と様々な路面に対応するグリップ力を備えた、冬の新定番「サップランドコレクション」。全モデルに共通するのが防水仕様のアッパーと、ライニングに搭載された独自の熱反射保温機能オムニヒートインフィニティ。体温を反射させることで、通気性は損なうことなく、効率よく瞬時にシューズ内を温めることが可能に。

 さらに最大の特徴が、アウトソールに採用されたヴィブラム・アークティックグリップだ。マイナス20℃でも硬化せず、細かなラグが生む摩擦力を利用して積雪や凍結のある厳しい状況下でも、安定したグリップ力を発揮。チャッカタイプの本作では、スピードシューレースや側面のファスナーも用いることで脱ぎ履きもしやすくなり、汎用性もさらに高まっている。

5. KEEN「HOODROMEO WP」


独自機能を随所に搭載、真冬も快適なスリップオンブーツ

 革新的デザインのプロダクトを生み出し続けてきたキーンからも、脱ぎ履きが容易な冬仕様のスリップオンブーツが名乗りを上げる。リサイクルPETを使用した保温素材と、完全防水でありながら、高い透湿性と耐久性を実現する防水透湿素材を組み合わせたアッパーは、足の自然な動きにしなやかにフィットし、寒さの中でも快適な履き心地を約束する。

 しかも履き心地の要たるソール部分には、低温下で硬化して滑りやすくなるのを抑え、路面に密着しやすく柔軟な状態を保つ雪寒地対応のラバーアウトソールを搭載。路面との接地面積を増やすことでグリップ力をキープし、アウトドアのフィールドはもちろん、都市部でのデイリーユースまで幅広い用途に対応してくれるに違いない。

筆者:TOMMY

JBpress

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