新幹線の座席から、あの通販カタログが消える JR東「トレインショップ」発行終了

2018年11月26日(月)15時52分 Jタウンネット

JR東日本管轄の新幹線や一部の特急列車に置かれている通販カタログ「Train Shop(トレインショップ)」が、2018年11月25日頃から新幹線などの車内に置かれている「最終号」をもって発行を終了する。


ジェイアール東日本商事が発行する「トレインショップ」は、JR東日本管内の新幹線や首都圏を走る一部の特急列車、在来線グリーン車の座席で配布されており、掲載商品に「おもしろグッズ」が多いと一部で人気を博していた。


発行は隔月で、本来は18年12月・翌年1月号にあたる今回の「最終号」の表紙には、「17年間ご愛顧、ありがとうございました!!!」とのメッセージがある。


これも時代の流れ


トレインショップは2001年から発行されている。ビジネスマン向けの通販カタログであるが、注目される理由は掲載されている商品だ。購買意欲よりも好奇心がそそられるものが多い。ツイッターでもユニーク過ぎる掲載商品を見たユーザーが写真をアップロードしている。


トレインショップの商品がいつも斬新で驚きます pic.twitter.com/eI0G6llpDF
- ゆうし@体力向上除脂肪委員会 (@SettingSun310) 2015年8月8日

今期のトレインショップの迷品大賞はこれだよなあ...( ;´Д`) pic.twitter.com/lGXSpgfgDi
- Masato K. (@masatok00) 2015年8月9日

トレインショップで見つけた一品。
普通に買えそうな値段設定が購買意欲をかきたてる。 pic.twitter.com/h7KHzuPM0o
- わんたんめん (@wanov_) 2015年7月28日

これらは18年5月14日放送の「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)でも取り上げられた。それによると、元々財布などベーシックなグッズを紹介していたが、読んでいるだけでも楽しいものをとの方針から、おもしろグッズにシフトチェンジしたところサラリーマンに大ヒットしたという。


実際、筆者が手に取った最終号にも、歩ける寝袋といったドン・キホーテでも見かけないようなユニーク商品が掲載されていた。


一方で漫画家の松本零士さんのサイン入りムックとイラスト、ムーミンの記念腕時計といった商品も載せられている。


Jタウンネット編集部は2018年11月26日、トレインショップを発行するジェイアール東日本商事に取材した。トレインショップの発行について聞くと、


「今回(編注:最終号)で発行は終了」

今後については、


「インターネットのJRE MALLでカタログ掲載品は販売」

との回答だった。今までカタログが置かれていた座席に、新たな冊子等が置かれるかについては「未定」という。


JRE MALLに移行してからも「おもしろグッズ」を扱う方針は続くのかも聞いたところ、「状況、要望に応じて変わるかもしれない」としつつ、


「基本的には扱う」

とした。


最終号については19年1月中旬から順次なくなる予定だ。17年間、移動中のビジネスマンを楽しませた冊子がショッピングサイトへ移り変わる。

Jタウンネット

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