超絶ふわふわスイーツ! 東京に初上陸した話題沸騰の「おむすびケーキ」を食べてみた

2019年12月4日(水)10時50分 食楽web


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 とある平日の昼間、新宿駅をふらふら歩いていたら「日本初のおむすびケーキ」「あっという間に4万個販売!」という派手な宣伝コピーが踊る期間限定ショップを見かけました。「インスタ映えNo.1」とか、「大阪でバズった」などと書いてあります。


新宿駅で販売されていた「おむすび型ケーキ」

 スマホ利用率が85%を越えたといわれる2019年、こうしたSNS用語が多用されるのは仕方ないにしても、こと、食べ物の場合、見た目はともかく「本当に美味しいの?」という疑問がぬぐえません。

 そもそも「おむすび」と言えば日本人のソウルフード。美味しい米、水、塩、海苔など、日本ならではの食材と、丁寧な仕事によって生み出された材料のすべてが、手のひらで結ばれてこそ美味しい……。そんなおむすびをケーキにするなんて…などと思いつつ、ショーケースに近づいてしまいました。ショーケースに陳列されたそれは、もう、おむすびそっくり!

 ですが、種類は梅やおかか、ツナマヨではなく、モンブランやグリーンティー、チーズケーキなど、全部で9種類。どれも1個432円。けっこう高い……。しかも専用の箱は別料金で、110円。つまり、おむすび3個を箱入りで買うと、なんと合計1406円もするのです。

 コンビニのおむすびなら、500円もあれば3つ買ってもおつりがきます。「いい値段するなぁ」と思って眺めていたのですが、訪れるお客さんたちは、ためらうことなく、3個、6個、9個と大人買いしていくのです。しかも若い人だけではなくご年配の方々も。みんな、どうしちゃったんだ?

高いけど食べてみて納得!

 ショップから離れて、こっそりググってみると、「おむすびケーキ」は、大阪の人気パティスリー『TSUKIICHI(ツキイチ)』が、昨年夏にネットで販売開始した商品だそうで、以来、メディアで何度も取り上げられ、今回、初めて、東京初上陸したということがわかりました。まあ、ものは試しというわけで、筆者も3個買ってみることにしました。

 さっそく家に持ち帰って、開けてみることに。コンビニおにぎりのパッケージとまったく同じです。赤いテープを下に引くと、きれいにおむすびが登場。海苔のようなものは、ブラックココアのクレープだそうで、しっとりしています。おにぎりを持つ感覚で持ってみると、異常なほど軽い。軽すぎます。


こちらは「アールグレイ」のおむすびケーキ

「アールグレイ」のおむすびケーキをカットしてみると、スポンジケーキ、ホイップクリーム、オレンジピールの入った紅茶味のプディングが層になっていて、通常のおむすびに比べると、芸が細かい。

 おむすびだと思ってかじってみると、雲を噛んでいるかのごとくフワフワしていて、なんだか頼りない。でもケーキだと思って食べてみると、やわらかいスポンジケーキと、アールグレイのプディングのなめらかな食感が美味しい。じつに上品なおむすびなのです。これは確かに、400円以上する代物だわ。と感心していると、「ただいま〜」と、家族が帰ってきました。

 何食わぬ顔で「おにぎり食べる?」と見せてみたら、「あ、そのケーキ知ってる〜」と返されました。残念。というわけで、「おむすびケーキ」はすでに東京の人にも超有名でした。ただ、食べたことがない人は多いはず。ちなみに、新宿のルミネエスト地下1階の期間限定ショップは、12月12日(火)まで。食べたことがない人は、ぜひこの機会に買ってみては? 間に合わなければ公式サイトからお取り寄せもできますよ。

(撮影・文◎土原亜子)

●DATA

おむすびケーキ

https://omusubicake.com/

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