ホムセンで買った収納ボックスと焚き火式の簡易ボイラーで「夜の露天風呂」やったら最高としか言えなかった【100万円の古民家】第32話

2023年12月21日(木)12時0分 ロケットニュース24

埼玉奥地にある「100万円の古民家」での作業は体力勝負。

280メートルものLEDテープライトを3時間もかけて家じゅうに貼り続けた私は、くったくたに疲れ果て、燃え尽きた灰のようになっていた。

しかし、ひとり黙々と「ジョウロ4つの永久機関(詐欺)」を作っていた上司Yoshioも疲労困憊のはずなのに、なんと私のために風呂を沸かしておいてくれたのだった。

それも単なる風呂ではなく、「お手製の簡易ボイラー」を使った露天風呂だ。

・焚き火式の簡易ボイラー

以前「露天足湯」をした時と構造的には同じなのだが、今回は連結せずに済む “長いスチール管” を用意して水漏れを防止。

仕組み的には、ホムセンで買ってきた収納ボックスに入っている水を、風呂の残り湯を洗濯機に入れる時によく使う「バスポンプ」で汲み上げ、スチール管に走らせる。

そんなスチール管の中を通る水は焚き火の上をグルグルと走り、温かくなって収納ボックスに戻ってくる。そしてまたスチール管に戻って焚き火ステージへ……というサイクルを経て、ホッカホカのお湯が完成するわけである。

「お〜い、羽鳥さ〜ん、入っていいよ〜!」

風呂好きのYoshioが自信満々の表情で、私を「収納ボックスの湯」に招き入れる。

掛け湯をしてから入ってみると……

ちょ……

最高かよ……!

最高としか言えないよ……!

お湯の温度もちょうどよく、疲れは一気に吹き飛んだ。

みなぎる活力、よみがえる気力。

やっぱり風呂は最高だ。

ちなみにカメラには写らなかったが、

私には見えていた。









夜空に浮かぶ満点の星空が。

横に目をやると焚き火があって、オシャレな観葉植物も置いてある。

そして目の前にはパリピ仕様にライトアップされた100万円の古民家が。

最高かよ。

リゾートかよ。

何もかも、最高だよ。

私が「Yoshioさん、ここ、温泉郷にしようよ」と言うと、彼は「ああ、いいね」と乗り気なようす。

いろんな風呂に入ってみたい。

千と千尋に出てくる湯屋「油屋(あぶらや)」みたいな施設にしたら面白そうだ。

ちなみにYoshioは私のためにサプライズとして「焼き芋」を用意してくれていたようだが、

それは焼きすぎて灰になっていた。

そんな失敗や、心遣いもまた、最高だった。

【つづく】

執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

▼100万円の古民家

この記事の動画を見る

ロケットニュース24

「風呂」をもっと詳しく

「風呂」のニュース

「風呂」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ