UFOの残骸から「少なくとも10体」のエイリアンの遺体が回収され保管されている…? – アメリカ

2023年12月23日(土)12時0分 tocana

 今年7月にアメリカ下院で開催された「UFO公聴会」での証言者の1人、元米空軍将校のデイヴィット・グルシュ氏からまたしても注目の発言が飛び出している。アメリカ当局は「少なくとも10体」のエイリアンの遺体を保管しているというのだ——。


■エイリアンの遺体は“2桁”以上ある


 アメリカの人気タレント、ジョー・ローガン氏のポッドキャスト番組「Joe Rogan Experience」に先日、「UFO公聴会」での証言者の1人であった元米空軍将校のデイヴィット・グルシュ氏が出演してUFO/UAPにまつわる自身の主張と体験についてさらに詳しく語った。


 これまでの一連の発言の中でグルシュ氏はアメリカ政府はUFOの残骸と搭乗していた“非人間存在”の遺体を回収して保管していると主張しているのだが、今回の話ではそれは少なくとも“2桁”以上あると語った。つまりエイリアンの遺体は少なくとも10体はあるというのである。


 グルシュ氏自身はUFOやエイリアンの遺体を直接目撃したことはないと明言しているが、元上院議員を含む数十の情報源と話をしたと説明している。その中には故ハリー・リード上院議員も含まれている。グルシュ氏はリード氏から政府がUFOを回収した話を聞かされたというのだ。


 リード氏は政府がUFOに加えて“非人間存在”の遺体も保管していると話したということだが、リード氏がそれらを直接見たかどうかは分からないという。


 2021年末から2022年7月までアメリカ国防総省機関内でUAP分析の共同責任者を務めていたグルシュ氏は今年6月に自身の主張を初めて公表し、政府はUFOの証拠を持っておりそれを国民に対して秘密にしていると説明して世を騒がせた。


 少なくとも10体あるというエイリアンの遺体はどこにあるのだろうか。グルシュ氏には今は話すことができないこともあるということだ。



■「イギリスは知らされていない」


 かつてイギリス国防省の「UFOデスク」を率いていたジャーナリストでUFO研究家のニック・ポープ氏がこのグルシュ氏の発言に反応している。


「ある意味では、デイヴィット・グルシュ氏が出した数字は問題ではありません。なぜなら墜落したUFOと地球外由来の遺体がたった1つでもあれば、宇宙に対する私たちの理解という観点から、すべてが根本的に変わってしまうからです」とポープ氏は語る。


「私はグルシュ氏の主張を評価することはできません。なぜなら、私が国防省のためにUAPを調査していたとき、いくつかの魅力的で説明のつかない事件があったにもかかわらず、地球外の存在を証明する決定的な証拠を我々は入手できなかったからです」(ポープ氏)


 ポープ氏はもしもアメリカ当局がUFOやエイリアンの遺体を回収していたとしても、イギリスには知らせていないと説明する。


「この秘密を守るという点では、数字は原理ほど重要ではないと思います。当局が秘密を隠蔽できるか、隠蔽できないかのどちらかという意味で、二分法です」(ポープ氏)


 そしてポープ氏は今問題となっているのは、グルシュ氏の主張が証明できるかどうかだと指摘する。


 伝えられるところによると何人かの議員やいくつかの委員会がUFO/UAPを検証する目的でより多くの情報の入手に努めており、国防総省の「全領域異常解決局(AARO)」もグルシュ氏にさらなる詳細を提供するよう要請しているという。


「しかしこれがどのように行われるかについては疑問符が付いています。なぜなら、彼はもはや有効な機密保持許可を持っておらず、たとえそれを取り戻したとしても、機密レベルの疑惑を考慮すると、議会内であっても彼が誰に説明できるのかは不明です」(ポープ氏)


 ポープ氏によればこの件についてもはやこの先の進展はないということのようである。許可なく真の国家機密を明かすことはできないし、議会で話し合うこともできないからだ。


「宇宙船や天体を独立した科学研究に持ち出すこと以外に、その主張がどのように検証されるのかを理解することは困難です。他の内部告発者からの追加の裏付け証言が役立つかもしれませんが、グルシュ氏の主張と同様、それは単なる証言に過ぎません」(ポープ氏)


 ポープ氏によればグルシュ氏の主張の延長線上での進展はあまり見込めないようであるが、この分野においてこの先何が待っているのかはまったく予断を許さない。UFO/UAPについて来年はどのような展開が待っているのか引き続き注目していきたい。


参考:「Metro」、「Metro」ほか

tocana

「アメリカ」をもっと詳しく

「アメリカ」のニュース

「アメリカ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ