有田芳生議員「豚レバーの生食は、ほぼ問題ない」と発言 「無責任」「リスクを理解していない」と批判殺到
2015年6月10日(水)13時31分 BIGLOBEニュース編集部
6月12日から生食用としての豚肉の販売が禁止される。これについて、民主党の有田芳生議員は「豚レバーの生食は、ほぼ問題ない」とTwitterに投稿した。
有田議員は、「牛や豚も新鮮なレバーを丁寧な調理で提供すれば、ほぼ問題はありません。牛に続き豚も11日で禁止されます。」と発言。また、「『無菌志向世界』に進む不気味さがあります。」と持論を展開した。
厚生労働省によると、「豚などの肉や内臓については、E型肝炎ウイルス、食中毒菌、寄生虫による感染リスクがあり、これらのリスク低減策は内部までの加熱以外ない」としている。
食肉の業界団体である全国食肉事業協同組合連合会も、「豚の肝臓、豚肉については、食肉販売業者では昔より、生で食べてはいけないことは、常識であり生食用として卸・小売していない」「飲食業で、豚のレバ刺し等を提供している実態があるとすれば、問題であり、もう一度生食は危険である情報を徹底すべきである」としている。
ネットでは、有田議員の発言に対して「心配されるE型肝炎ウイルスに感染するリスクは新鮮で低減しません。丁寧でも低減しません。」といった豚の生食が禁止される要因などを説く内容のコメントや、「無責任な発言だな。国会議員にもある程度の科学的な知識を持ってもらいたいもんだが。」「『新鮮な』『丁寧な』『ほぼ』と逃げ道を確保しつつ危険な事を勧めるのはやめましょうよ。」といった批判が多く挙がっている。
牛や豚も新鮮なレバーを丁寧な調理で提供すれば、ほぼ問題はありません。牛に続き豚も11日で禁止されます。駆け込みで、たとえば「ささもと」では1日に50本は出ているようです。この世の中はどんどん「無菌志向世界」に進む不気味さがあります。 pic.twitter.com/whEpmrZcwt
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2015, 6月 9