北日本で雪下ろし中の死亡相次ぐ…北海道と青森県で

2025年1月5日(日)0時51分 読売新聞

気象庁

 北日本で4日、大雪に見舞われ、雪下ろしの転落死亡事故が相次いだ。気象庁によると、青森市で積雪深が例年の3倍超の131センチを記録するなど、青森県や秋田県などで大雪となった。

 4日午前10時55分頃、青森県板柳町深味の用水路で、近くに住む農業男性(75)が水没しているのを家族が見つけた。町内の病院に搬送されたが、死亡が確認された。死因は溺死だった。

 弘前署によると、男性は午前8時半頃から、自宅敷地内にある小屋の屋根の雪下ろしをしていた。ヘルメットや命綱はつけていなかったといい、誤って転落したとみられる。

 北海道美深町の光願寺では4日午後2時40分頃、本殿の屋根の雪下ろしをしていた住職(80)が転落し、搬送先の病院で死亡が確認された。名寄署によると、住職は1人で雪下ろし作業をしていたという。

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