北陸は今夜以降、雨が強まる 明日は内陸部から雪で積雪のおそれ

2024年1月6日(土)16時0分 ウェザーニュース

2024/01/06 15:59 ウェザーニュース

今日6日(土)の北陸は断続的に雨が降っています。今夜以降は雨の強まる所が増える見込みで、土砂災害への警戒が必要です。明日7日(日)は寒気の南下によって内陸部から雪に変わり、積雪のおそれがあります。

明日は雷を伴った強い雨に

今日の北陸は雨雲の通り道になっていて、断続的に雨が降っています。今夜以降は日本海に形成される大規模なシアーライン(JPCZ:日本海寒帯気団収束帯)が南下して、北陸にかかってくる見込みです。
明日は今日以上に発達した雲がかかりやすく、最も被害が大きい石川県能登地方を始めとする広い範囲で雨が強まります。土砂災害の危険性が高まることに加え、落雷や突風、霰(あられ)などを伴う可能性があるため、屋外での作業は安全確保が欠かせません。

次第に雪に変わり夜は積雪急増も

また、明日は強い寒気が次第に流れ込むため、内陸部や山沿いから雪に変わってくる見込みです。寒気の南下に伴って雪の範囲は拡大して、午後は能登地方でも雪の降る所が多くなります。
明日の夜は上空5500m付近で−36℃以下の強い寒気が能登半島付近まで南下する予想です。大気の状態が非常に不安定になるため、局地的に雪が強まったり、突風や落雷などが加わり荒天となるおそれがあります。
7日(日)〜8日(月)の積雪増加量は、能登半島を含む内陸部を中心に20cm前後に達する見通しです。新潟県上越の山沿いでは50cm以上の大雪を予想しています。
地震被害が大きい地域はもちろんのこと、北陸の広い範囲で短時間の積雪増加や、視界不良、停電などのリスクが高まります。積雪の増加によってダメージを受けた建物の損壊が進むことも考えられるため、警戒が必要です。

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