明後日から全国の広範囲で雨や雪 気温上がり融雪災害のおそれ

2023年1月11日(水)16時20分 ウェザーニュース

2023/01/11 16:14 ウェザーニュース

明後日13日(金)は低気圧や前線が近づく影響で、西日本から雨が降り出します。14日(土)にかけて全国の広い範囲で雨や雪が降る見込みです。南から流れ込む暖かな空気の影響で気温が高く、積雪の多い地域では融雪災害に注意をしてください。

明後日は西から雨の範囲が広がる

明後日は前線を伴った低気圧が日本海に進んできます。低気圧に向かってこの時期としては暖かく湿った空気が流れ込んで、雨雲が発達しやすくなる見込みです。
前線に近い九州から中国地方の日本海側や、九州の東シナ海側などは土砂降りの雨になる所があります。
低気圧の東進に伴って雨の範囲は東に広がり、夕方以降は近畿や東海でも降り出す予想です。明後日の西日本は傘が必須の一日となります。

北陸や東北は内陸部も雨で融雪災害のおそれ

14日(土)昼の天気分布予想

14日(土)は東日本から北日本でも雨や雪の所が多くなります。南から暖かな空気が流れ込むため、北陸や東北は山沿いでも雪ではなく雨が降る見込みです。
気温も高く積雪が多い地域では雪解けが急速に進むとみられます。屋根からの落雪や山間部での雪崩、雪解け水と雨による道路冠水や中小河川、用水路の増水など融雪被害に注意が必要です。
北海道は湿った雪が降り、日本海側だけでなく太平洋側でも積雪が増加します。路面状況の悪化に注意をしてください。

気温変化が非常に大きい

週末の天気と気温

低気圧や前線の通過前は暖かな空気が流れ込み、通過後は一気に寒気に入れ替わるため、週末にかけて気温変化が非常に大きくなります。
北海道は13日(金)まで季節外れの暖かさで札幌市は3月下旬並みの気温となります。14日(土)から寒気が流れ込み、15日(日)は最高気温が0℃未満の真冬日に戻る予想です。
西日本、東日本は雨が降るにも関わらず14日(土)は気温が高く、広い範囲で15℃以上まで上がります。15日(日)は次第に寒気の影響を受け、東京都心の最高気温は11℃、大阪市は12℃の予想です。
短い期間で大きく気温が変化しますので、体調を崩さないよう要注意です。

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