寒波ピークで記録的大雪の所も 北陸から北日本は明日以降も大雪警戒

2024年1月24日(水)15時50分 ウェザーニュース

2024/01/24 15:43 ウェザーニュース

今日24日(水)は寒波のピークとなり、局地的に雪雲が発達しました。東海や北陸、近畿の一部では短時間に積雪が急増し、記録的な降り方になった所があります。北陸や北日本は明日25日(木)も大雪に警戒が必要です。

6時間で50cm近い積雪増加

強い寒気が南下したことで大気の状態が不安定になり、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)周辺で雪雲が発達しました。活発な雪雲が次々に通過した福井県や滋賀県には数回にわたり「顕著な大雪に関する気象情報」が発表され、岐阜県でも1時間に10cmの強い雪が続いた所があります。
6時間の最大降雪量は岐阜県関ケ原町で13時までに49cm、福井県敦賀市で8時までに32cm、滋賀県米原市で13時までに40cmを観測し、いずれも観測史上1位の記録を更新しました。雪雲の帯は今夜にかけて山陰から近畿、東海にかけて伸びる予想で、さらに積雪が増加するおそれがあります。
また、日本海の低気圧が東に進んだことで、北日本の日本海側も強い雪雲がかかりやすくなってきました。

明日以降は北陸や北日本が雪の中心に

西日本の雪は今夜になるとようやくピークを過ぎる見通しです。明日の午前中にかけては引き続き雪が降りやすく、山沿いではさらに30cm以上の雪が積もる予想となっています。
北陸や北日本の日本海側は明日から明後日26日(金)にかけて雪が続き、積雪はさらに増える予想です。26日(金)夕方までに山沿いの多い所で50cm以上、山間部では局地的に100cm以上の雪が積もり、北海道はオホーツク海側でも積雪が増加するとみられます。
急激に積雪が増加することで、立ち往生が発生し大規模な車両滞留につながる可能性があります。移動の必要がある場合は、冬用タイヤの装着に加えチェーンも準備するなど、スタックしないような備えが必要です。
能登半島地震の被災地では地震でダメージを受けた家屋の倒壊に警戒をしてください。

明日朝は路面凍結に注意

寒波のピークを過ぎても寒さは続きます。明日25日(木)の朝は冷え込む所が多く、東京都心や名古屋市の最低気温は−1℃の予想です。東京都心で0℃未満になれば今冬初めてになります。
路面に雪が残っていたり、濡れていたりする地域では凍結のおそれがありますので、お出かけの際は足元に注意をしてください。
最高気温は西日本を中心に今日より上がるものの、引き続き一桁の所が多く真冬の寒さが続く見込みです。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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