「行きたくない!」習い事を嫌がる子どもが一変する親の後押しとは?

2024年2月12日(月)20時0分 ダイヤモンドオンライン

「行きたくない!」習い事を嫌がる子どもが一変する親の後押しとは?

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「子どものやる気は“自信”から生まれる」。そう語るのは、日米で学習塾を経営し25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成しているTLC for Kids代表の船津徹氏。「こんなにも具体的で内容が詰まっているものは初めて!」「目からウロコ」と子育て世代に話題の新刊『「強み」を生み出す育て方』の中から、25年間の塾経営でたどり着いた【子どもの停滞期の抜け出し方】をお届けする。

「行きたくない」=「やる気低下」のサイン

「今日は行きたくない」習い事に通わせるほとんどの親が子どもから言われたことのある言葉でしょう。たいていの場合「行きたくない」の裏には悩みがあります。「わがまま言わないで行きなさい!」と叱る前に、まずは子どもの悩みに寄り添ってあげましょう。

 最も多いパターンは「やる気がわかない」というぼんやりした悩みです。深掘りすると解決策が見えてきます。

 実は、習い事のやる気が下がる一番の原因は「技能面での伸び悩み」です。これを解決するためには、親(あるいは指導者)がサポートを手厚くして「今よりも少しうまくしてあげる」ことが必要です。

 これだけで、子どもは「自分はできる!」という自信を取り戻すことができます。この自信こそが、やる気を生み出す原動力なのです。

 たとえば、卓球で伸び悩んでいる子なら「毎日15分だけ」、親が球出しにつき合ってあげます。これを毎日実行すれば、数ヶ月後には子どもの技能は飛躍的に向上しているはずです。すると、チームメイトやコーチから「うまくなったね!」とほめてもらえて自信が復活するのです。

 自信が大きくなると「もっとうまくなりたい」という意欲が湧き上がってきます。同時に「下手な自分に戻りたくない」というプライドも高まりますから、自主的なやる気で練習に向き合うという好循環が生まれるわけです。

 テニス、ゴルフ、楽器演奏など、テクニカルな要素が強い習い事に取り組んでいる場合、コーチや専門家の指導(個別指導が好ましい)を受けることも検討しましょう。基礎の部分で自己流が身につくと、修正するのに多くの時間が必要になり、上達が遅れてしまうからです。

「そこまではお金をかけられない!」という場合は、親がYouTubeなどで研究して、その習い事の「プチ専門家」になるのがおすすめです。

「わが子にピッタリの習い事を詳しく知りたい!」という方のために、著書『「強み」を生み出す育て方』ではオリジナル診断を掲載しています。気質×才能の25タイプ別診断で「わが子にピッタリの習い事」がカンタンにわかります!

子育て成功のカギは「強み育て」にある

『「強み」を生み出す育て方』 (船津徹・ダイヤモンド社)定価:1980円(税込)

 子どもが社会の変化に翻弄されずに、自分らしく幸せに生きていくには、失敗や挫折に負けない「たくましさ」を確立しなければなりません。一生ものの武器になるたくましさですが、どのように育てれば良いのでしょうか?

 たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。

 つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのですが、習い事は強みを育てる最高のチャンスになります!だから習い事選びは「子育て成功」に直結するのです。

ダイヤモンドオンライン

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