東京などでスギ花粉飛散開始 下旬から本格化 花粉症対策を

2023年2月14日(火)17時0分 ウェザーニュース

2023/02/14 16:58 ウェザーニュース

ウェザーニュースの分析によると、東京都などが今日2月14日(火)からスギ花粉の飛散シーズンに入りました。昨年より3日早い飛散開始です。
ウェザーニュースが全国約1000か所に設置した独自の花粉観測機「ポールンロボ」が花粉を観測し始め、ウェザーニュースアプリのユーザーによる花粉症の症状報告も増加中です。
2月下旬からはさらに飛散が増えて、本格的な花粉シーズンとなりそうです。

今日までに21都県で花粉シーズンに突入

ウェザーニュースの分析では、2023年は昨日2月13日(月)までに西日本や東海の9県で花粉シーズンが始まっていました。今日2月14日は関東と、東海、西日本の12都県で花粉の飛散シーズンに入りました。
東京では先週9日(木)、一昨日の12日(日)、そして今日14日(火)に花粉の観測数が増加していて、ウェザーニュースアプリのユーザーによる花粉症の症状報告も増加中したため、花粉シーズンに入ったと判断しました。
<各地の飛散開始日>
・2月9日
 長崎、佐賀、鹿児島、大分
・2月12日
 福岡、山口、島根、和歌山、静岡
・2月14日
東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、三重、愛媛、高知、熊本、宮崎
スギの雄花は暖かくなると花粉を飛ばし始めます。今冬は2月に入ると寒気の流れ込みが弱まって暖かな空気が流れ込むタイミングがありました。この影響でスギの雄花の開花が進み、花粉の飛散しやすい状況になったとみられます。

今週から九州では飛散数が「多い」日も

今週は冬型の気圧配置になる日が多いため気温は低めですが、週末は一時的に気温が上がる予想です。このタイミングで西日本や東日本でもスギ花粉の飛散しやすい状況になる可能性があります。
福岡では花粉飛散予想が上から2番目の「多い」ランクとなる日がある予想です。花粉症対策を行うようにしてください。

飛散ピークはスギ花粉が2月下旬〜3月下旬

飛散ピーク予想(スギ花粉・ヒノキ花粉)

西日本や東海、関東では暖かくなってくる2月下旬から、北陸や東北では3月に入ってからスギ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。
3月後半になるとスギ花粉の飛散は徐々にピークを越えて、西日本からヒノキ花粉の飛散が増えてきます。
3月下旬から4月中旬にかけて西日本や東日本を中心にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。気温が高めに推移すると予想よりもピークが早まる可能性があるため、ヒノキ花粉に敏感な方はご注意ください。
シラカバ花粉が飛散する北海道は、道南・道央ではゴールデンウィーク前後、道北・道東では5月中旬に飛散ピークを迎える予想です。

花粉シーズンについて

花粉観測機「ポールンロボ」

ウェザーニュースでは、全国に約1000台設置した独自の花粉観測機「ポールンロボ」の花粉検知や、ウェザーニュースアプリのユーザーからの花粉症症状の報告をもとに、「花粉シーズン」の発表を行っています。
※花粉シーズン開始判断の目安
・花粉が飛びそうな日に、各都道府県で3割以上のポールンロボが2日以上10個を上回る花粉を観測
・ユーザーの花粉症症状、周辺の研究機関や病院などのダーラム観測データ
以上を参考に総合的に判断しています。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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