土日は再び南岸低気圧が接近 今回は「大雪」ではなく「大雨」に注意

2022年2月16日(水)17時53分 tenki.jp

次の週末も天気が崩れるでしょう。19日(土)と20日(日)は、前線を伴った低気圧が本州の南岸付近を進む見込みです。関東南部に大雪をもたらすこともある「南岸低気圧」ですが、今回は雪よりも雨に注意が必要となりそうです。20日(日)夜には低気圧が急速に発達しながら北海道に近づくため、大雪や暴風雪に警戒が必要です。

関東地方は「雪」ではなく「雨」に注意

前線を伴った低気圧が、18日(金)の夜には南西諸島付近を進み、19日(土)には本州の南岸付近を進むでしょう。その後、20日(日)の朝にかけて関東に接近する見込みです。
関東南部に大雪をもたらすこともある「南岸低気圧」ですが、今回は低気圧が陸地に近いコースを進むため、雪を降らせるほどの寒気を引き込まない予想です。そのため雪ではなく雨の降る所が多くなるでしょう。低気圧や前線に向かって海から湿った空気が流れ込むため、雨や風が強まり、大雨になる恐れもあります。低気圧が進むコースにはまだ幅がありますので、最新の情報をご確認ください。
また、雪が多く残っている地域でも雨や湿った雪が降るため、雪融けが進みそうです。なだれや屋根からの落雪、雪融けによる河川の増水に注意が必要です。

20日(日)夜にかけて北海道に爆弾低気圧接近

その後、20日(日)夜にかけて低気圧は急速に発達しながら三陸沖から北海道東部に接近する見込みです。この低気圧は、24時間で気圧が24ヘクトパスカル以上低下する、いわゆる「爆弾低気圧」で北海道では太平洋側やオホーツク海側を中心に大雪や猛ふぶきの恐れがあります。東北の太平洋側も暴風となりそうです。
21日(月)にかけて、冬型の気圧配置が強まり、日本海側では大雪となる所もあるでしょう。交通機関の乱れなどに注意が必要です。

災害を前に 今 何をすべきか

いざという時のために、自分でできる備えがあります。ライフラインが断絶した場合に耐えられるよう、以下の3つのことを、事前に確認しておいたり、備えておいたりしてください。
①暴風で電柱が倒れたり、電線が切れて夜間に停電になったりすることがあります。懐中電灯を準備し、点灯するか確認しておきましょう。
②断水になった場合に備えて、飲料水を確保するのはもちろん、浴槽に水を張るなど生活用水も確保しておきましょう。
③避難場所で、数日間、過ごすことを想定し、非常用持ち出し品の準備や、食料の確保をしておきましょう。
また、普段から、避難場所や避難経路を確認しておくのはもちろん、家族で、緊急の場合の連絡手段と、その方法を話し合い、落ち合う場所などを決めておくのも大切です。

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