マーシャル諸島で熱帯低気圧が発生の兆し 台風へと発達の可能性も

2019年2月16日(土)13時55分 ウェザーニュース


2019/02/16 13:52 ウェザーニュース

冬になり対流活動が弱まって、台風の発生しない状況が続いていた日本の南の太平洋上で、積乱雲がまとまる兆しをみせています。
これらの雲がまとまりながら渦を巻くようになると、熱帯低気圧、そして台風へと発達する可能性があります。

複数の気象モデルが発達を予測

地上予想天気図 16日(土)21時

実況天気図では解析されていませんが、今夜21時の予想天気図には、マーシャル諸島に1008hPaの低圧部が予想されています。
この低圧部について、海外機関を含む複数の気象予測シミュレーションモデルが、数日以内に熱帯低気圧や台風へと発達する傾向を示唆しています。
もし台風が発生すると、1月1日に発生した台風1号以来、約1ヶ月半ぶりとなります。
発達した場合の日本への影響はまだわかりませんが、勢力を保ったまま日本付近まで北上してくる可能性は低いとみられます。ウェザーニュースでは引き続き監視を継続しています。

2月の台風発生は珍しい…?

月ごとの台風発生数の平年値

北西太平洋域においては、例年2月頃が最も台風が発生しづらい時期となります。1981年から2010年までの30年間で、2月に発生した台風は4つのみのため、発生数の平年値は0.1個となっています。
ただ、最近10年間でみると、2013年、2014年、2015年、2018年の2月に台風が発生しており、あまり珍しいとはいえない状況です。


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