月末に南岸低気圧が通過し広範囲で雨や雪 甲信や東北は大雪に注意

2024年2月26日(月)16時0分 ウェザーニュース

2024/02/26 15:00 ウェザーニュース

月末の2月29日(木)は西日本〜東日本の太平洋沿岸付近を低気圧が東進します(南岸低気圧)。
関東から九州の広範囲で雨が降り、太平洋側では一時的に本降りの雨になるところがありそうです。また、甲信の山沿いや東北地方では、湿った大雪に注意が必要です。

暖気が引き込まれ、関東や近畿の平野部は雨

週中頃の2月28日(水)頃から東シナ海で前線が明瞭になり、月末の2月29日(木)には九州の南西で前線上に低気圧が発生する予想です。この低気圧が発達しながら、本州の南岸を東進する見込みです。
九州は29日(木)の朝から雨の降る所が多く、低気圧の東進に伴って雨の範囲は東へ広がります。近畿や東海でも雨が降りだし、夜には関東や東北でも雨や雪が降り出す予想です。
「南岸低気圧」は東日本や西日本の太平洋側に雪を降らせることがあります。ただ今回の南岸低気圧は陸地に近い進路を通るため、低気圧に向かって南から流れ込む暖かく湿った空気が陸地にも影響し、ウェザーニュースの予想では平野部は雪ではなく雨で経過するところがほとんどとみています。甲信の高標高エリアや東北では湿った雪になり、翌3月1日(金)にかけて再び大雪となることが考えられます。
一方、低気圧の中心が陸地に近い影響で降水は強まりやすく、太平洋沿岸を中心に一時的に雨が強まる可能性があり、注意が必要です。
まだ日数が先のため、低気圧の進路や発達の程度・通過のタイミングには予測の不確実性がある状況です。今後の情報に注意し、必要に応じて雨や雪への備えを行うようにしてください。

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