【超・永久保存版】芸人のように「面白いこと」がスルスル出てくる人のやっている「思考術」ベスト1

2024年2月28日(水)6時0分 ダイヤモンドオンライン

【超・永久保存版】芸人のように「面白いこと」がスルスル出てくる人のやっている「思考術」ベスト1

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「大喜利芸人のように面白いことがスルスル出てくる人の『思考術』を教えましょう」そう語るのは、これまでX(旧Twitter)上で8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題し、累計で200万以上の回答を見てきた「坊主」氏だ。「IPPONグランプリ」「笑点」などの芸人さんが活躍する場がある一方、「ネット大喜利」「ケータイ大喜利」「ラジオのネタメール」など、一般の人にも大喜利に参加できる場は増え、いまや空前の「大喜利ブーム」である。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「意中の相手を口説く言葉」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもあるのだ。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。(構成/種岡 健)

Photo: Adobe Stock

「制約」と「アイデア」

「何か面白いことを言ってください」

 そう言われて、あなたは面白いことを言えるでしょうか?

 ポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポク……。チーン。

 はい、おそらく何も思い浮かばないと思います。 ただ、次のようにお題を出されると、どうでしょう。

「こんな学校は嫌だ。どういう学校?」

 どうでしょう。少し考えはじめられますよね。

 こうやって「限定的な条件」を与えられると、頭がぐるぐるとまわりはじめるから不思議です。 なんでもいいから文章を書いてと言われても、何も書けません。 しかし、俳句のように「5・7・5で、季語を入れてください」という制約があると、人は無限の表現ができます。 クイズのようにお題を出されると、「答え」が気になるものです。

 そういう脳の性質を利用して、一日一題、思考実験で「大喜利」を考えてみましょう。

瞬発力は、いらない

 大喜利の世界では、芸人さんはおそらく、出されたお題に対して、その場で即興で回答を考えています。 つまり、スピードが求められる「アドリブ」の世界です。 その場でゼロから考えて、秀逸な回答を捻り出しているかもしれません。 しかし、よく観察してみると、その芸人さんの「得意なパターン」に引き寄せているのがわかると思います。

 どんな人にも、これまでの人生で触れてきたものの蓄積があります。

「あの状況は私にとって面白かった」「このフレーズがよく出てくる」

 など、その人特有のクセがあります。 それをアドリブに対して「ストック」と呼びましょう。 自分が面白いと思うことを普段から考えておき、それをお題に合わせて出すやり方です。

 一般の人でもできるのは、「ストック」のほうでしょう。

 ここで大事なのは、「素人にスピードは必要ない」 ということです。心に刻んでおいてください。

 私たち一般人は、紙を広げて、時間をかけて、じっくりと取り組んでみればいいんです。 芸人さんのような瞬発力は、いりません。

 そして、一度でも捻り出されたアイデアや発想は、その後、頭の中の引き出しの手前に置かれて、いつでも引き出せるようになります。 その習慣をつくってほしいのです。

 そうして習慣化した先に「大喜利脳」という状態ができあがります。 大喜利脳の状態では、お題が出されていなくても、日常の会話を勝手に脳内でお題に変換し、いい回答を捻り出そうとします。

 いわば大喜利のランナーズハイ状態ですね。 そこに至ると、ちょっとした日常会話やビジネストークでも、秀逸な返しができるようになります。

 とはいえ、いきなりその域に達するのは難しい。 そのために、とっておきの「思考術」を教えましょう。


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