明日4日 北陸は春の雷 関東~九州は春の日差し 季節は一進一退 まだ寒い日あり

2024年3月3日(日)16時52分 tenki.jp

明日4日は、北陸付近は雷雲が発生しやすいでしょう。落雷や竜巻などに注意が必要です。関東から九州は日が差す所が多く、最高気温は15℃くらいまで上がる所があるでしょう。

明日4日 北陸付近は雷雲が発生しやすい

明日4日は、日本付近は、日本の南に中心を持つ高気圧と朝鮮半島付近に中心を持つ高気圧の間にあたり、気圧の谷になるでしょう。上空5500メートル付近では、マイナス30℃以下の寒気が北陸付近まで流れ込む見込みです。このため、北陸付近は大気の状態が非常に不安定になります。雨雲が発達しやすく、雷雲まで発達する所があるでしょう。
北陸付近では、急な強い雨に注意が必要です。雷雲の周辺では、竜巻などの激しい突風が発生したり、雹(ひょう)が降ったりすることがあります。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、直ちに、建物の中など安全な場所に移動してください。

冬の雷と春の雷の違いは? 啓蟄を前に「虫だしの雷」

冬の雷と春の雷は、メカニズムが違います。
冬の雷は一般的に、海面水温が比較的暖かい日本海の上空に強い寒気が流れ込み、上空との気温差が大きくなることで、雷雲が発生します。
今回は、地上付近で、暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。そこに上空に強い寒気が流れ込むため、北陸を中心に地上付近と上空の気温差が大きくなり、雷雲が発生します。冬の雷のメカニズムとは違う、春の雷といえそうです。
明後日5日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」、土中で冬ごもりをしていた生き物たちが目覚める頃です。この頃に鳴る春の雷を「虫だしの雷」ともいいます。
明日4日、啓蟄を前に、北陸付近の虫たちは、雷の音にびっくりして飛び起きてしまいそうです。

明日4日 北海道や東北は雪やふぶき 関東や東海・近畿〜九州は日が差す

明日4日は、北海道や東北は、日本海側を中心に雪雲がかかり、ふぶくことがあるでしょう。
関東や東海、近畿から九州は、日が差す所が多い見込みです。最高気温は、15℃くらいまで上がる所もあるでしょう。暖かな春の日差しに誘われて目覚める虫たちもいそうです。ただ、九州では天気は下り坂で、夜は雨が降り出す所があるでしょう。
沖縄では雲が広がりやすく、雨が降る時間がある見込みです。

季節は一進一退 啓蟄を過ぎても寒くなる日あり

季節は一進一退です。
向こう一週間は、日本付近に寒気が流れ込みやすいでしょう。一度目覚めた虫たちも、再び冬ごもりしてしまいそうなほどの寒さになる日がありそうです。
暖かなセーターなど、冬のアイテムは少し残しておくとよいでしょう。

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