【大喜利】「村上春樹がカフェの店員だったら?」の秀逸すぎる回答・ベスト1

2024年3月7日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

【大喜利】「村上春樹がカフェの店員だったら?」の秀逸すぎる回答・ベスト1

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「『村上春樹がカフェの店員だったら?』の秀逸すぎる回答とは何でしょう」そう語るのは、これまでX(旧Twitter)上で8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題し、累計で200万以上の回答を見てきた「坊主」氏だ。いまや空前の「大喜利ブーム」。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「意中の相手を口説く言葉」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもあるのだ。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。(構成/種岡 健)

Photo: Adobe Stock

「特徴のある有名人」になりきってみる

 子どものような視点は、つねに大事に持ち続けたいものです。

 そういうとき、滝沢カレンさんのような「ぶっちゃけタレント」が参考になります。 滝沢カレンさんは、見たままのことを口にすることで有名です(まあ、ちゃんと見ると、したたかな計算があるのかもしれませんが)。 たとえば、次のようなお題と回答を見てください。

〈お題〉「滝沢カレンが駅伝の解説で言いそうなことは?」選手権

〈回答〉・そんなつらそうな顔をしているならタクシーに乗ればいいのに・給水所が、まるでサイゼリヤのドリンクバーのようです

 まるで子どものような視点ですよね。 このように、あなた自身は普通の人間でも、特徴ある有名人になりきることで、「素材」を出しやすくすることができます。

 文章の場合なら、「村上春樹」の文体が参考になります。

〈お題〉「村上春樹がカフェの店員だったら?」選手権

〈回答〉 カフェオレだけを頼んでもいいし、 一緒にレモンケーキを頼んでもいい。 どちらにせよ、僕には関係のない話だ

 すべてを受け入れているように見せつつ、どこか冷めている表現が特徴です。 村上春樹の文体からは、中二病の男子のような視点が得られます。

 ここでは、どちらもお題に「滝沢カレン」「村上春樹」という条件が書かれていますが、そうでないときにも使えるテクニックです。

〈お題〉「それを言ったらおしまいですよ?」選手権

〈回答〉・豪華なコレクションですね。死んだらただのゴミになるのに(滝沢カレン風)・紅組が勝とうが白組が勝とうが、年が明ければ誰の記憶にもないんだ(村上春樹風)

「失礼な人モード」で考える

 こうして別人になると、普段より「失礼」になることができます。 それにより、頭のタガが外れます。 先ほどの滝沢カレン風は、やや失礼な言い方が特徴でした

〈お題〉「滝沢カレンが卒業式の式辞で言いそうなことは?」選手権

〈最優秀賞〉 春の暖かな日差しが、迷惑なほど気持ちよいこの日に

「迷惑なほど」という言い方が絶妙に失礼ですよね。 別人になると、こうやって少し踏み込んだ言い方ができるようになります

 別に、日常生活で失礼をしているわけではありません。 ただ、真面目に考えすぎるより、多少は毒があったほうが面白いと思うんですよね。

 おせっかいで勝手にライスを大盛りにされたときに、

「よくも大盛りにしてくれて、ありがとうございます」

 電車に列を割り込まれたときに、

「どうせ座れないのに、我先にと入ってまいりました」

 と、余裕を持って言い返せるかもしれません。 まあ、言い返せないと思いますが、心の中でつぶやくだけでも、スカッとするものです。

 頭が固くなったら、「脳内で失礼な人になりきる」ということをやってみましょう。 きっと、自分が自分じゃないような発想が出てくるはずです。

(本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。)

坊主(ぼうず)ポケモンGOのやりすぎで坊主バーをクビになった僧侶日本一の大喜利アカウントX(旧Twitter)は、2024年1月現在で190万フォロワーを突破。元々、「2ちゃんねる」が大好きで、「匿名で面白い回答をする人がたくさんいる!」ということに衝撃を受け、Xでお題を出し続ける。これまで8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題。累計で2万以上のお題を出し、数百万以上の回答を見てきた。昼は僧侶として働く、正真正銘の「お坊さん」でもある。また、都内に「虚無僧バー」「スジャータ」というBARを2軒経営しており、誰でも1日店長ができる店として、さまざまな有名人やインフルエンサーなどに店長を任せている。BARの名前の由来も仏教からとられている。『大喜利の考え方』(ダイヤモンド社)が初の著書。

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