南米アルゼンチンは秋になっても40℃超 熱波の一方で局地的な大雨も

2024年3月13日(水)14時15分 ウェザーニュース

2024/03/13 13:57 ウェザーニュース

南半球では夏から秋へを移り変わりつつありますが、南米アルゼンチンでは北部を中心に熱波に見舞われています。12日(火)は45℃近い暑さの所がありました。

ブラジルなども高温傾向

ここ数日はアルゼンチン北部で猛烈な暑さになっています。12日(火)は複数の観測地点で40℃を上回り、パラグアイやボリビアの国境に近い、リバダビア(Rivadavia)では44.5℃の猛烈な暑さを観測しました。
アルゼンチンでは年明け以降たびたび熱波に見舞われていて、リバダビアでは2月3日にこの夏最も高い45.0℃まで上昇しています。2月中頃は一旦、暑さが落ち着いたものの下旬からは再び暑さが増して、3月に入っても先週末からは連日のように40℃以上です。
大西洋南部に中心をもつ高気圧の周囲を吹く風が、北から暖かな空気を送り込んだことで猛烈な暑さになったとみられ、アルゼンチンだけでなく、パラグアイやブラジルなど広範囲で気温が高くなりました。

熱波の一方で大雨の地域も

暑さをもたらす要因のひとつの高気圧の南側には前線が形成され、東西に雨雲の帯が伸びています。
ブエノスアイレス州を中心に活発な雨雲がかかって、モロン(Morón )では6時間で140mmの大雨となりました。この地域の3月の月降水量は平年で100mm前後ですので、1か月分以上がわずか6時間で降るほどの大雨です。この大雨により浸水被害が出ています。
14日(木)にかけて雨の強まりやすい状況が続くとみられ、現地の気象当局は警戒を呼びかけています。

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