関東地方、今季のスギ花粉ピークを越える

2019年3月28日(木)7時10分 ウェザーニュース


2019/03/28 06:54 ウェザーニュース

2月から始まっている花粉シーズンですが、東京を含む関東地方におけるスギ花粉の飛散はピークを越えたようです。

こちらは、関東地方のスギ・ヒノキ花粉の飛散傾向を示したグラフです。
3月上旬にピークを迎えた関東のスギ花粉は、その後に徐々に減少。
一方、3月下旬からは少しずつヒノキ花粉が飛び始めており、関東ではヒノキ花粉がメインとなりつつあります。
ウェザーニュース独自観測機「ポールンロボ」によって観測された花粉数をみても、3月上旬をピークに飛散数は徐々に減少傾向であることが分かっています。

3月12日以降、症状は緩和傾向

ウェザーニュース一般会員からの症状報告

ウェザーニュースでは一般会員に対して、毎週「花粉、感じてる」という調査を実施。
結果を分析したところ、2月12日以降は「けっこう感じる」(グラフ内:黄色)が増加傾向が続いていました。
しかし、3月12日からは「けっこう感じる」が減少傾向であることが分かります。


「ポールンロボ」による観測データと症状報告の結果、そして今後の予想からみて、東京など関東南部のスギ花粉の飛散ピークは過ぎたと見て良さそうです。
ただ、スギ花粉に代わってヒノキ花粉の飛散が始まっています。

4月はヒノキ花粉にご注意を

関東各地は週末以降、「多い」ランク止まりの予想となっています。ピークを過ぎたと言っても、飛散量が一気に減少するわけではありません。
また、ヒノキ花粉で症状が出る方は、まだまだ安心できない日々が続きます。これから段々と飛散数は増え、ピークは4月に入ってからになる予想です。


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