「兄弟・姉妹は平等に育てるべきだ」が大間違いなワケ

2024年4月8日(月)20時0分 ダイヤモンドオンライン

「兄弟・姉妹は平等に育てるべきだ」が大間違いなワケ

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写真はイメージです Photo:PIXTA

「きょうだいは平等に育ててはいけない」。そう語るのは、日米で学習塾を経営し25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成しているTLC for Kids代表の船津徹氏。本記事では子育て世代で話題沸騰中の新刊『「強み」を生み出す育て方』に掲載しきれなかった原稿を独占公開。25年間の塾経営でたどり着いた【「仲良しきょうだい」の育て方】をお届けする。

「きょうだいは平等に育てるべき」→NG!

 多くの親は「きょうだいは平等に育てるべきだ」と思っているかもしれません。

 しかし、私は「きょうだい平等の精神」こそが、ケンカの絶えない、仲の悪いきょうだいに育ててしまう一番の原因であると考えています。

「きょうだい平等の精神」は、上の子にとって受け入れ難い不平等です。なぜなら「上の子は生まれた時は一人っ子」だったからです。

 つまり、親の愛情は自分一人で「100%独占する」のが当たり前という前提で生まれてきたのです。

 ところが、下の子ができた途端に「弟(妹)ができたから、これからはきょうだいで愛情を50%ずつ平等に分けます」と言われても納得できるものではありません。もちろん親はそのような言い方はしないものの、上の子は肌でそう感じてしまうのです。

 愛情だけではありません。食事やおやつだって、身体が大きい上の子が下よりも多くもらえて当たり前です。お小遣いだって年齢が大きい上の子が下よりもたくさんもらえて公平なのです。

 だから、きょうだいは平等に育てる必要はありません上の子と下の子ははっきりと区別して育ててください

きょうだいであっても、子どもの強みを伸ばす「ピッタリの習い事」は異なる場合があります。『「強み」を生み出す育て方』(船津徹/ダイヤモンド社)より

子育て成功のカギは「強み育て」にある

『「強み」を生み出す育て方』 (船津徹・ダイヤモンド社)定価:1980円(税込)

 子どもが社会の変化に翻弄されずに、自分らしく幸せに生きていくには、失敗や挫折に負けない「たくましさ」を確立しなければなりません。一生ものの武器になるたくましさですが、どのように育てれば良いのでしょうか?

 たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。

 つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのですが、習い事は強みを育てる最高のチャンスになります!だから習い事選びは「子育て成功」に直結するのです。

 そこで「わが子にピッタリの習い事を詳しく知りたい!」という方のために、著書『「強み」を生み出す育て方』ではオリジナル診断を掲載しています。気質×才能の25タイプ別診断で「わが子にピッタリの習い事」がカンタンにわかります!

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