夏日・真夏日の地点数 合計300超え 高温傾向は続く 暑さに負けない体づくりを

2024年4月15日(月)18時3分 tenki.jp

今日15日は、東日本や北日本を中心に4月とは思えない暑さとなり、夏日と真夏日の合計は300地点を超えました。この先も全国的に気温は高めで経過し、少なくともゴールデンウィークの前半にかけては高温傾向が持続する見込みです。熱中症対策を怠らず、暑さに負けない体づくりをしましょう。

新潟・山形・秋田などで真夏日

今日15日も各地で季節外れの暑さとなり、新潟県三条市の32.5℃をはじめ、山形県や秋田県、沖縄県でも30℃以上の真夏日になりました。夏日と真夏日の合計は全国で300地点を超え(全国の約3分の1)、4月とは思えない記録的な暑さとなった所もあります。
この先も、近畿や東海は25℃以上の夏日が続出し、関東や九州でも夏日になる日があるでしょう。新潟から北海道は暑さが落ち着くものの、高温傾向は持続する見込みです。

全国に「高温に関する早期天候情報」

気象庁は今日15日、北海道から沖縄まで、全国を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。向こう2週間は暖かい空気に覆われやすいため、全国的に気温は平年並みか平年より高い日が多く、かなり高い日もある見込みです。
このように、少なくともゴールデンウィーク前半にかけては高温傾向とみられますが、ゴールデンウィーク後半も持続する可能性があります。ここ数日は各地で一気に暑くなり、体に不調をきたしている方も多くいらっしゃるかもしれません。この先の暑さも見越し、熱中症対策に加えて、無理のない範囲で体を暑さに慣れさせていく(暑熱順化)ことも重要です。
なお、個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかります。ゴールデンウィークにお出かけを予定している方も多いかと思います。旅先で快適に過ごせるよう、暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始めましょう。

暑熱順化をするために日常生活でできること

暑熱順化には、体を暑さに慣れさせることが重要です。暑熱順化のための動きや活動には、次のようなものがあります。
・ウォーキングやジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、少し汗をかくような動きをしましょう。目安としては、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。
・サイクリング
通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。目安としては、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。
・筋トレやストレッチ
室内では、筋トレやストレッチなどで軽く汗をかくことができます。ただ、室内の温度や湿度には十分注意して、暑くなりすぎたり、水分や塩分が不足したりしないようにしましょう。目安としては、時間は1回30分、頻度は週5回〜毎日程度です。
・入浴
シャワーのみで済ませず、湯舟にお湯をはって入浴しましょう。入浴の前後には十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくとよさそうです。目安としては、入浴の頻度は2日に1回程度です。
暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると効果はなくなってしまいます。自分が暑熱順化できているかを意識し、まだ暑熱順化できていないときには、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩などで熱中症を予防しましょう。

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