西は夏、北は晩冬 東京都心は25℃以上の夏日復活
2025年4月21日(月)16時43分 ウェザーニュース

2025/04/21 16:41 ウェザーニュース
今日21日(月)の日本列島は、西と北で気温に大きく差が出ました。関東から西日本では再び季節先取りの暑さになった一方、北海道は上着が必要な寒さの所もあります。
西日本には暖気、北海道には寒気が流入
本州を中心に移動性の高気圧に覆われて、西日本や東日本は朝から広い範囲で晴れました。上空1500m付近には12℃前後の暖気も流れ込み、気温が早いペースで上昇。名古屋は午前中に25℃に到達し、東京都心は14時27分に25.1℃を観測しています。
全国で気温が最も高くなったのは熊本県山鹿市鹿北で、14時09分に30.3℃と7月中旬並みの気温になりました。全国で16時00分までに30℃以上の真夏日になったのは4地点、25℃以上の夏日になったのは247地点です。
一方、北海道には寒気が流れ込みました。朝から気温がほとんど上がらず、北風が吹き付けたオホーツク海側では最高気温が5℃未満の所もあります。弟子屈町川湯では11時33分に観測した3.6℃が今日の最高気温で、冬に戻ったような寒さとなりました。
明日は本州日本海側で気温上昇

明日22日(火)は前線を伴った低気圧の接近に伴い、西日本から天気が下り坂になります。雨の降り出しが早い九州では今日ほど気温が上がらず、暑さは少し落ち着く見込みです。
近畿から関東は引き続き暖かくなります。北日本も寒気は後退して、平年並みか平年より暖かくなる所が増える予想です。
本州付近は南寄りの風が吹くため、日本海側の地域ではフェーン現象が発生して特に気温が上がりやすくなります。朝と昼間の寒暖差や今日からの気温変化が大きくなりますので、服装選びに注意して体調管理をしっかりと行なってください。