首都圏のマンション修繕談合、新たに「大京」子会社など数社に立ち入り検査…公取委
2025年4月23日(水)18時15分 読売新聞
首都圏のマンションの大規模修繕工事を請け負う業者らが談合を繰り返していた疑いがある問題で、公正取引委員会は23日、新たに不動産大手「大京」の子会社など数社に対し、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で立ち入り検査に入った。
関係者によると、今回立ち入り検査を受けたのは、大京の子会社「大京穴吹建設」(東京)のほか、三井住友建設の子会社「SMCR」(同)など数社。
公取委は3月上旬、「長谷工リフォーム」(同)など修繕工事業者約20社に立ち入り検査を実施した後、同月下旬には、大手ゼネコン・清水建設の子会社「シミズ・ビルライフケア」(同)など数社にも立ち入りを行った。
マンションの大規模修繕工事を巡る談合は、数十社規模で行われていたとみられ、公取委は実態解明を進める。