万博おばあちゃん、全パビリオンを制覇したその日に「万博PR大使」に就任
2025年5月29日(木)8時45分 読売新聞
溝畑理事長(右)から委嘱状を受け取る山田さん(大阪市北区で)
大阪観光局は28日、4月に大阪府内を訪れた訪日観光客数(推計)が前年同月比24%増の154・7万人で、単月として過去最高を更新したと発表した。従来の最高は今年1月の153・5万人。コロナ禍収束後、訪日客の増加が続いているうえ、大阪・関西万博の開幕も追い風となった。
国・地域別では、中国が45%増の41・2万人で最多。韓国が6%増の22・1万人、台湾が16%増の14・3万人と続いた。欧米や豪州からの訪日客も増えている。今年1〜4月の累計は571・7万人だった。前年同期より約3割増えており、通年では1700万人を超えるペースで推移している。
溝畑宏理事長は「今後はホテルの客室不足などが懸念される。大阪で全て受け入れるのではなく、周辺の府県にも送客して分散を図ることが重要だ」と話した。
大阪観光局は同日、大阪・関西万博のPR大使を、「万博おばあちゃん」として世界各地の万博に足を運ぶ山田
山田さんはこの日、開館中の全パビリオンを制覇したばかり。今後は専用のホームページを通じて海外パビリオンを訪問する様子などを発信し、万博の魅力をアピールする。
大阪市内での就任式で、山田さんは「入場券1枚で、なかなか行けないところに行けるのが万博の魅力。運営面の課題も指摘していきたい」と話した。