「飲み物まずくなる」マクドナルド 話題の「プラスチックストロー」復活を否定…なお高まる「紙ストロー不要」の声

2024年6月5日(水)17時17分 女性自身

大手外食チェーンで導入が浸透しつつある紙ストロー。だがXでは6月3日ごろから、マクドナルドが“プラスチックストローに戻った”と報告する投稿が注目を集めている。


投稿主は、プラスチックのストローが刺さったドリンクの写真もアップ。マクドナルドの現役店員だというユーザーから“店員に申し出ることでプラスチックストローを提供できる”との声が寄せられると、“何も伝えなくてもプラスチックストローが提供された”と明かしていた。


この投稿は瞬く間に拡散され、現在までに1181万件のインプレッションを集めるなど反響を呼んでいる。


《いや、紙だったよ。順次かなぁ?》《全店舗戻って!!》と期待する声が上がるいっぽうで、《自分が通ってる所もプラストロー普通に出してたな》と投稿主と同じ経験をしたという声もあった。


’22年10月から紙ストロー、木製カトラリーの提供を開始したマクドナルド。公式サイトでは、《2025年末までに、お客様提供用容器包装類を、再生可能な素材、リサイクル素材または認証された素材に変更します》と目標を掲げている。


だが店舗によっては、プラスチックストローをスタンダードで提供しているところもあるのだろうか? そこで本誌は4日、日本マクドナルドの広報部に取材を申し込んだ。


5日に担当者より文書で回答があり、「2022年10月より、全国の店舗でストローは紙製のものを使用しております。一部、お子様用のストローやマックシェイク用のストロー、お客様からお申し出があった場合は、プラスチック製でご提供させていただくものもございます」とのことだった。


また担当者によれば、“独自の判断でプラスチックストローを提供している店舗”は「ない」という。


■料理研究家・リュウジ氏も苦言…ケンタッキーはストロー不要のフタを導入


つまりプラスチックストローに“戻った”という事実はなく、期待していたユーザーにとってはぬか喜びとなってしまったようだ。だがプラスチックストローをめぐっては、導入されて以降、いまも賛否が分かれている。


冒頭の投稿には《自分は紙ストローすきよ》《いや、プラでなくてもいい》と、紙ストローを受け入れる声もあった。だが圧倒的に多かったのは、プラスチックストローを求める声だ。


《紙ストローって飲み物不味くなる》
《飲み物の味を損ねるから紙ストローはマジでやめて欲しい》
《そもそもプラストローが何悪いことしたのよ。プラストロー支持!》


こうした反対意見は著名人からも出ており、今年4月には料理研究家・リュウジ氏(38)が異論を呈したことも注目を集めた。


YouTubeチャンネルにアップされた「料理研究家がマックのハンバーガーを忖度無しレビューしたらヤバかった」と題する動画では、リュウジ氏がハンバーガーだけでなくドリンクを飲む姿も収められていた。


リュウジ氏はストローの素材が変更されていることを知らなかったようで、「紙になってる!」と驚嘆。「地球に優しいねぇ」と感心しつつも、一口飲んで「うわ、ダメだ、これ」と落胆。「この紙ストロー美味くない」「全然美味しくない」と言い、カップに直接口をつけて飲んでいた。


リュウジ氏がXでこのシーンの一部画像を公開すると、1日足らずで4.5万もの「いいね」を記録し、共感する声が相次いだのだった。


「紙ストローに移行されたきっかけは、’22年4月に施行されたプラスチックごみの削減を目指す『プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律』が成立したことです。小泉進次郎元環境大臣(43)が推進してきたもので、レジ袋が有料化されるなど国民生活に大きな変化をもたらしました。


しかしストローは直接口にする資材とあって、“味が不味くなる”など不快感を示す人が多くいるのも事実。イギリスのマクドナルドでも’18年に紙ストローが導入されましたが、日本と同じような苦情が相次いだと報じられました。プラスチックストローに戻すことを求める署名も立ち上がり、約1年で5万人以上集まったといいます」(社会部記者)


6月5日にはケンタッキーフライドチキンが、ストローなしでドリンクが飲める“直飲みフタ”を導入すると発表。今年の12月末ごろまでに全店導入を目指すという。果たしてマクドナルドも、追随するだろうか?

女性自身

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