列島ムシムシ 九州で真夏日 湿度高く熱中症警戒 週末は日毎に暑く猛暑日に迫る所も

2023年6月15日(木)13時22分 tenki.jp

きょう15日は、日が差している所を中心に気温が上がり、九州で真夏日も。北海道内でも30℃に迫る暑さとなっている所があり、札幌市は東京都心よりも気温が上がっています。気温の数字はそれほど上がっていない所も、湿度が高く不快な暑さです。熱中症に警戒、注意が必要です。

九州で真夏日 各地で湿度高く 熱中症警戒

きょう15日は、西日本や東日本の太平洋側を中心に曇りや雨となっています。
日が差している九州や北海道を中心に気温が上がっています。
午後1時までの最高気温は、福岡県久留米市で30.4℃、大宰府市で29.9℃など、30℃前後の暑さとなっている他、北海道内でも30℃に迫る暑さとなっている所があり、枝幸町歌登で27.7℃(今年一番の暑さ)、札幌市で25.8℃まで上がり、汗ばむくらいの陽気です。
雲に覆われている東京都心は午後1時までの最高気温が24.1℃となり、午前10時前に観測されました。午後1時にかけて、気温が23℃から24℃くらいで経過し、北海道よりも気温が低くなっています。
気温の数字はそれほど上がっていない所も、湿度が高く不快な暑さです。東京都心の午後1時の湿度は89%もあります。
気温が比較的上がっていない場所でも、熱中症に警戒、注意が必要です。

あす16日以降 日毎に暑さ厳しく

あす16日金曜は午前中は東海や関東で、夕方にかけては東北でも激しい雨や雷雨になる予想ですが、午後は次第に日が差して、かなり蒸し暑くなるでしょう。
そして、この土日は各地で安定した晴れとなり、土曜、日曜と日に日に気温が上がります。
東北から九州まで最高気温が30℃以上の真夏日が続出し、北海道でも真夏日に迫る暑さになるでしょう。
18日日曜が暑さのピークとなり、関東甲信や東海、東北の内陸部を中心に35℃以上の猛暑日に迫る所も出てくる見込みです。
雨のシーズンに入り、以前よりも湿度が高くなってきました。
気温も湿度も高いために、体の中に熱がこもりやすく、熱中症にかかるリスクが大きくなりそうです。
屋外のレジャーや活動は、こまめに涼しい場所で水分補給を心がけてください。
また、屋内でも気温の上昇に気を付けて、エアコンや扇風機などを使用するなど、熱中症に警戒してください。

熱中症を引き起こす条件

熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。
1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。

熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

tenki.jp

「九州」をもっと詳しく

「九州」のニュース

「九州」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ