中国地方1日(土)朝にかけて梅雨前線活発化 断続的に激しい雨や雷雨 大雨に警戒を

2023年6月29日(木)17時17分 tenki.jp

今日29日(木)も中国地方は雷雨の所が多くなりました。明日から1日(土)の朝にかけて梅雨前線の活動が活発になり、大雨の恐れがあります。土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に注意、警戒が必要です。

今夜も雷雨に 局地的に激しく降る

今日29日(木)も中国地方は所々で雷雨となり、1時間降水量は広島県の庄原(38.0ミリ)や東城(37.5ミリ)、高野(42.5ミリ)で6月の観測史上一位となるなど、雷を伴った激しい雨が観測されました。(16時40分まで)
これは、南にある高気圧の縁をまわり暖かく湿った空気が流れ込んでいることや、上空にも寒気があることで、大気の状態が非常に不安定になったためです。
今夜も中国地方は、変わりやすい天気で、雨や雷雨になる所があり、局地的に激しく降る見込みです。

明日30日(土)〜1日(日)朝は活発化した梅雨前線が本州付近を南下

明日30日(土)からは日本海に梅雨前線がのび、前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが強まる見込みです。活動が活発な前線は1日(日)にかけて本州付近を南下するでしょう。
中国地方は1日(日)の朝にかけて雨が降りやすく、山陰や西部を中心に局地的にバケツをひっくり返したような激しい雨降り、大雨になる恐れがあります。

梅雨の最盛期 大雨に備えて

①自宅周辺や通勤、通学経路で浸水や土砂災害の危険性が高い場所を把握しておきましょう。 大雨による災害が発生し、自宅に帰れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、家族で情報を共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意しておいてください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
中国地方は梅雨の最盛期となり、この先も梅雨前線が停滞し、雨の降る日が多い見込みです。大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。

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