九州では束の間の青空に「ハロ」や「アーク」 天気下り坂のサイン
2020年6月29日(月)10時40分 ウェザーニュース
2020/06/29 10:44 ウェザーニュース
今日29日(月)は移動性高気圧の影響で西日本・東日本の広範囲で晴天が広がっていますが、西から前線が接近している九州や中国・四国地方の西部にかけては「ハロ」や「アーク」といった虹色現象が出現しています。
天気下り坂のサイン
「ハロ」や「アーク」は大気光学現象と呼ばれます。上空高い所にある雲は、水滴ではなく氷の粒でできています。この氷の粒がプリズムの役割をすることで、太陽を中心に一定の角度で光が強く集まり、「ハロ」や「アーク」が見られます。
この現象は東シナ海から梅雨前線が接近しているため、上空の湿度が高まっていることを表していて、天気下り坂のサインと言えます。
午後は雨の範囲が拡大
降水量予想図 29日(月)15時
九州では午前中から雨が降り出している所があり、午後はだんだんと雨の範囲が拡大します。
日差しが届いていても油断せず、傘を持ってお出かけください。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)