気象予報士が厳選!7月の空 Vol.1
2018年7月1日(日)4時30分 ウェザーニュース
2018/07/04 17:52 ウェザーニュース
天気予報を考え続けて10年。そんな空が大好きなウェザーニューズの気象予報士が厳選した、7月の空の写真(Vol.1)を紹介します。
モクモク雲(入道雲)
7月は梅雨から夏へと変わる月。梅雨前線や天気急変の影響で災害が発生する事も多くなります。
これらの災害をもたらす雲がモクモク雲(入道雲、積乱雲)です。
雲を大きく2つに分けると、横に広がる【層状雲】と、上に延びる【対流雲】に分けられます。
多くの雲は【層状雲】ですが、モクモク雲は上に延びる【対流雲】。上に延びることで、様々な空を演出してくれます。
かなとこ雲
モクモク雲の上の部分がキノコの笠の様に横に広がっていることがあります。この部分をかなとこ雲と言います。
上へ上へと発達することで、空の天井(圏界面)に到達し、雲が上に行けなくなることで横に広がったもの。つまり、最大限に発達した雲ということです。
真っ黒な雲
かなとこ雲を持つような発達したモクモク雲を下から見ると、このように真っ黒。急な雷雨やゲリラ豪雨を発生させたり、梅雨前線の大雨をもたらしたりするため、室内に移動したほうが良さそうです。
このように発達したモクモク雲は、恐ろしい現象や、ときに美しい現象をもたらします。そんなモクモク雲がもたらす様々な現象はで紹介しています!