5年ぶりの最高気温更新など 23日猛暑まとめ
2018年7月23日（月）16時30分 ウェザーニュース
2018/07/23 16:44 ウェザーニュース
今日も高気圧の勢力が強く、上空1500m付近には平年より3℃前後高い20℃以上の熱い空気が居座っています。
加えて強い日差し、さらにはフェーン現象が重なり、東日本の内陸エリアを中心に5年ぶりに猛暑の記録を更新しました。
フェーン現象とは？
情報元：ゼロから理解する 気象と天気のしくみ：よくわかる！ 気象現象・天気予報・温暖化のメカニズム
山の斜面にぶつかった風が山を越え、反対側に吹き降りる時、暖かく乾いた空気となり、周囲の温度を上昇させる現象です。
ここ数日の岐阜の例では、北寄りの風が中部山岳エリアを越える際に高温の風に変わって吹き下ろすことで、危険な猛暑を生み出しています。
今日の猛暑の記録
■最高気温
埼玉・熊谷 41.1℃
（全国で観測史上最高/5年ぶりに更新）
※これまでの最高は、2013年8月12日
高知県四万十市江川崎 41.0℃
■観測史上1位の更新
21地点
■猛暑日となったアメダス 242地点（今季最多）
■40℃超のアメダス 4地点（今季最多）
2017年8月16日の５地点に次ぐ
■岐阜県多治見市は今年2回目の40℃超
（18日にならび40.7℃）
■東京都内で初の40℃超
青梅市40.8℃
■東京都心で14年ぶりの39℃
（2014年12月のアメダス移転以降初）
明日も体温超えの暑さが続く
西、東日本は引き続き高気圧に覆われ、気温が上がります。広いエリアで35℃を超える猛暑日となり、名古屋や京都は38℃、岐阜で39℃など体温を大きく超える酷暑の所も。引き続き暑さ対策が欠かせません。
