東北2週間天気 災害級の暑さ続く 大雨被害の秋田も熱中症に警戒 夏祭りは戻り梅雨

2023年7月24日(月)15時50分 tenki.jp

大雨の被害が残る秋田では、まだ復旧半ばです。ボランティアへ行かれる方は準備を万全に、作業の際は熱中症対策を心掛けて。この先しばらくは夏空と暑さが続きそうです。夏祭りシーズンには梅雨の戻りとなるでしょう。

大雨の爪痕残る秋田 まだ冠水が続く所も

22日(土)、筆者は秋田市へ災害ボランティアに行ってきました。秋田駅西口周辺は復旧が進んでいるように見受けられましたが、ボランティアを依頼された広面地区へ向かうと大雨の被害が色濃く残っていました。広面地区は氾濫した太平川沿いにあり、一時は5段階の警戒レベルのうち、最も高い「緊急安全確保」が発令された地区です。大平川にかかる橋をくぐる地下道は22日(土)時点でまだ冠水しており、公園には災害ごみが積み上がっていました。
筆者が伺った家屋での作業は、主に災害ごみの運搬と泥出しでした。炎天下での作業は想像以上に体にこたえ、30分おきに休憩を取っても2〜3時間作業を続けるだけで精一杯でした。
秋田では大雨の後も雨が続いたこと、そしてこの暑さによって、復旧作業がまだまだ進んでいないと感じました。

水害ボランティアの持ち物は 万全な熱中症対策も

水害ボランティアへ参加される場合は、上の図を参考に、万全の準備が必要です。
乾いた泥が砂埃となって舞い上がるため、ゴーグルや防塵マスクは特に役立ちました。ゴミ出しや泥出し作業はあっという間に衣服が汚れるため、タオルや着替えは多めに持って、汚れた着替えを入れるポリ袋があると安心です。
現地の方も含めて、暑さの中での作業は熱中症に厳重に警戒して下さい。水分補給や適度な塩分の補給はもちろん、こまめな休憩を心掛けましょう。黙々と作業していると忘れがちになりますが、周りの人と声を掛け合ったり、タイマーなどで作業時間を管理するようにして下さい。

夏空と猛暑が続く

この先も熱中症に厳重な警戒が必要です。
あすから31日(月)にかけては広い範囲で晴れて、体にこたえる暑さが続くでしょう。特に、福島は連日35℃以上の猛暑日となる予想です。夜も気温が下がりにくく、寝苦しく感じられるでしょう。昼夜問わず冷房は適切に使用するなど、熱中症対策をなさって下さい。
この気温の上昇で、午後は山沿いを中心に夕立が起こりやすくなりそうです。雨マークが無い日でも、局地的なにわか雨や雷雨の可能性があります。山でのレジャーは天気の急な変化にご注意下さい。

東北夏祭りシーズンは戻り梅雨か

1日(火)以降も、福島など内陸部を中心に危険な暑さが続くでしょう。しばらくは熱中症への万全な対策が欠かせません。
1日(火)は広く晴れますが、2日(水)からは北部で梅雨の戻りとなるでしょう。
6日(日)にかけて青森や秋田を中心に雨が続きそうです。暖かく湿った空気の影響で、局地的な大雨となる可能性があります。
南部は晴れ間がありますが、2日(水)は所々で雨が降り、その後も雨の降るタイミングがありそうです。
東北はいよいよ夏のお祭りシーズンに入りますが、最新の気象情報はこまめにご確認ください。

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