知らないと恥ずかしい? 暑中見舞いを出すタイミング

2018年7月24日(火)10時45分 ウェザーニュース


2018/07/24 10:13 ウェザーニュース

夏の暑さが厳しい時期によく聞く、暑中見舞いと残暑見舞い。日頃なかなか会えない友人、日頃お世話になっている人やお客様などに安否を気遣って送る挨拶状です。
お中元のお礼や、結婚・出産・転居の報告をするのにちょうどよい機会です。 また、学校は長い夏休みに入るので、先生に近況報告を送ったり、逆に先生から児童や生徒にお便りを送る、というのもいいですね。
そこで、暑中見舞いや残暑見舞いの、送るタイミングや書く文章の違いを改めて解説します。

立秋からは「残暑見舞い」へ

「暑中見舞いをいつから出すか」については諸説あります。
梅雨が明けてからという説や、二十四節気の小暑(7月7日頃)から立秋(8月7日頃)の前までという説、夏の土用の時期(7月20日頃〜立秋前まで)など。
そもそも暑中見舞いとは「夏の暑さが厳しい時期の安否伺い」なので、梅雨が明けて夏らしくなった頃から出すのが良いでしょう。今年は平年より梅雨明けが早く猛暑が続いているので、すでに出している方もいらっしゃるかもしれませんね。
ただ、梅雨は通常西から順に明けていくため、自分の住んでいる地域で梅雨が明けても相手先はまだ、ということもありますのでご注意を。
そして、立秋を過ぎたら残暑見舞いに切り替わります。 「いつまでに送るべきか」についても諸説ありますが、8月中に送るのが通例です。

ご挨拶のはじまりと文末に違い

まず、挨拶の決まり文句は「暑中お見舞い申し上げます」が「残暑お見舞申し上げます」にかわります。これは、立秋を過ぎると暦の上では秋で、いくら暑くとも「暑中」とは言わず「残暑」と呼ぶためです。
そのほかにも、暑中見舞いの場合は文末の日付を「○年 盛夏」(「○年○月」でも可)としますが、残暑見舞いの場合は「○年 晩夏」(または立秋、葉月)とします。
また、決まりごとではありませんが、残暑の時期になると時候の挨拶が「残暑なお厳しい折…」「立秋とは名ばかりの暑さ…」など「暦の上では既に秋なのにまだ暑い」ということを表す文章が多く使われます。
とはいいつつも、大切なのは、相手への気遣いです。神経質になりすぎる必要はありません。
年賀状ほど一般的でないぶん、便りを受け取った人はきっと喜ばれると思います。
今年は暑中見舞いを出してみませんか?メールやSNSなどでのコミュニケーションが多い昨今、時には「手紙」を送るのも素敵な大人の嗜みですね。

参考資料など

TB株式会社HPより


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