東北では記録的な大雨に 17日(金)にかけて河川氾濫など災害の発生に警戒
2018年8月16日（木）6時0分 ウェザーニュース
2018/08/16 07:24 ウェザーニュース
前線が明日17日(金)にかけて、日本列島をゆっくりと南下しています。
台風15号から変わった熱帯低気圧や東シナ海にある台風18号の影響で、前線には暖かく湿った空気が大量に送り込まれ、前線の活動が非常に活発になっています。
特に秋田県を始めとする東北の日本海側では記録的な大雨となっていて、災害が発生する恐れがあります。
東北では記録的な大雨に
秋田県の阿仁合では、今朝16日(木)6時までの24時間雨量が224mmとなり、これまでの観測史上1位の値を更新しました。
また、新潟県の粟島では4時22分までの1時間に50.0mmを観測し、8月としては観測史上最も多い記録をとなり、岩手県の豊沢でも3時33分までの1時間に42.5mmの激しい雨が降り、観測史上最も多い雨量を観測しました。
総雨量が300mmに達する大雨に
東北日本海側では、昨日15日(水)午後から雨が強まり、今日16日(木)も午前中を中心に断続的に強い雨が降りそうです。総雨量は多いところで300mmに達するおそれがあります。
これはこの地域の8月の月間雨量を上回るような雨がこの数日で降ることになるため、土砂災害や河川の増水、氾濫などに厳重な警戒が必要です。
西・東日本の広いエリアで強雨注意
また、今日16日(木)午後にかけては前線の南下に伴い、西日本や東日本の広い範囲で雨が強まりそうです。
低気圧が通過する北海道も含め、全国的に雨量が増え、北海道や北陸で100mm以上、東海や西日本の太平洋側は200mm前後の雨が降るところもあり、こちらも警戒が必要です。
