順調に晩夏から秋へ 残暑も一時的 ただ台風シーズンで 気温差にも注意 1か月予報

2021年8月26日(木)16時40分 tenki.jp

8月末〜9月のポイントは「気温の変化」です。広い範囲で、順調に秋めいてきますが、一時的に残暑が厳しい所も。一日の中でも「朝晩と日中で、気温の差が大きい」時期になりますので、服装選びに注意が必要です。また、台風シーズンですので、備えも忘れずに行ってください。気象庁が発表した、最新の1か月予報です。

8月末〜9月 広い範囲で 季節が順調に進む予想ですが

気象庁は26日、「1か月予報」を発表しました。
それによりますと、この先1か月全体の平均気温は、北海道〜九州では「ほぼ平年並み」の予想です。気象庁では、6月〜8月を「夏」、9月〜11月を「秋」としていますが、今年は、夏の終わりから秋へと、季節が順調に進む所が多くなりそうです。
一方、沖縄・奄美では、この先1か月全体の平均気温は「平年より高い」でしょう。
ただ、細かくみると、沖縄・奄美では、週ごとの気温の変化が大きく、本州でも、一時的に残暑が厳しくなる所もありそうです。

【8月28日〜9月3日】関東甲信・東海・北陸は 厳しい残暑も

週ごとに詳しくみていきます。
8月28日〜9月3日の平均気温は、沖縄・奄美、九州〜近畿、東北・北海道では「平年並み」でしょう。特に、北海道や東北では、北から冷たい空気が流れ込みやすくなるため、朝晩を中心に、ヒンヤリしてきそうです。
平年ですと、8月下旬〜9月上旬の最低気温は、札幌では17〜18℃くらい、仙台は20〜21℃くらいです。北海道や東北では、朝晩は羽織る物が必要になってきますが、昼間は、まだ暑い日がありますので、重ね着で上手に調節してください。
一方、関東甲信・東海・北陸では、暖かい空気が流れ込みやすい状態が続くため、この期間の平均気温は「平年より高い」予想です。前半は特に残暑が厳しく、内陸部を中心に、最高気温が35℃くらいまで上がる所もあるでしょう。まだまだ、万全な熱中症対策を心がけてください。

【9月4日〜10日】沖縄・奄美は 暑さが続く

9月4日〜10日の平均気温は、沖縄・奄美では「平年より高い」でしょう。暖かい空気に覆われるため、暑さが続く予想です。体調を崩さないよう、注意が必要です。
一方、九州〜北海道では、この週の平均気温は「平年並み」の予想です。関東甲信・東海・北陸では、前週の平均気温は「平年より高い」予想だっただけに、季節が急に進むでしょう。
また、この週は、九州から近畿では、前線や低気圧の影響を受けやすく、平年に比べて、晴れの日が少なくなりそうです。湿った空気が流れ込みやすくなるため、雨の量が多くなる可能性もあります。最新の予報をチェックしてください。

【9月11日〜24日】朝晩と日中の「気温差」に注意

9月11日〜24日の平均気温は、北海道〜九州は「ほぼ平年並み」でしょう。秋本番へと順調に季節が進みそうです。ただ、この頃は、一日の中でも「朝晩と日中で、気温の差が大きくなってくる」時期です。
東京の平年値で見ますと、9月11日の最低気温は21.3℃と、半袖ではヒンヤリしますが、最高気温は28.6℃と、昼間は汗ばむくらいです。季節が進んで、9月24日の最低気温は18.5℃と、上着が必要なくらいですが、最高気温は25.6℃と、昼間は半袖で過ごせるくらいでしょう。
毎日の天気予報では、天気マークだけでなく、予想気温の数字もチェックして、服装を上手に選んでください。
一方、沖縄・奄美では、この期間の平均気温は「平年並みか高い」予想です。20日は「秋の彼岸入り」で、「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、9月4日〜10日の週に比べると、暑さは落ち着いてくる見込みです。

8月〜9月は 台風シーズン 備えも忘れずに

さて、今回の予報では、1か月全体の降水量は、全国的に「ほぼ平年並み」の予想ですが、平年ですと、8月〜9月は、台風の発生が多い時期です。
いざ、台風が発生すると、大雨や暴風をもたらすことがありますので、普段から台風対策を心がけておくことが重要です。避難する時のために、ハザードマップを確認して、非常持ち出し袋を用意しておくなど、台風への備えを心がけてください。

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