2週間天気 台風11号は沖縄に接近の恐れ 新たな台風も発生へ 9月に入っても猛暑

2023年8月30日(水)11時51分 tenki.jp

この先も厳しい残暑と台風の動向に注意が必要です。9月に入っても秋の気配はなく、所々で猛暑日(最高気温35℃以上)になるでしょう。台風11号が接近する沖縄は大荒れの天気となる恐れ。新たな台風も発生する予想です。

厳しい残暑が続く

9月3日(日)頃までは太平洋高気圧が西日本や東日本に張り出し、九州から東北は晴れる所が多いでしょう。4日(月)以降は高気圧の張り出しは弱まり、湿った空気が流れ込みやすくなる見込みです。九州から関東では所々で雨が降るでしょう。6日(水)からは北日本付近に前線が延び、北陸や東北、北海道も雨の降る所が多くなりそうです。9日(土)以降は再び広く晴れるでしょう。
この先も厳しい残暑が続きます。最高気温・最低気温ともに平年より高い所が多くなりそうです。特に、1週目(31日〜9月6日)は東北の日本海側や北陸ではフェーン現象の影響もあり、日中の気温が35℃くらいまで上がる日が多いでしょう。大阪でも3日(日)頃は37℃と体温超えの暑さになりそうです。
2週目(9月7日〜12日)は猛暑日(最高気温35℃以上)になる所は少なくなりますが、それでも平年を上回る残暑が続く見込みです。しばらく厳しい暑さが続きますので、9月に入っても熱中症に警戒が必要です。

台風11号と新たな台風に注意

フィリピンの東にある台風11号は、今後発達しながら北西に進み、31日(木)から9月2日(土)頃にかけて強い勢力で沖縄地方に接近する恐れがあります。進路によっては、大東島地方では31日(木)から9月1日(金)にかけて、沖縄本島地方と先島諸島では9月1日(金)から2日(土)頃にかけて暴風になる恐れがあります。台風本体の雨雲や台風周辺の活発な雨雲がかかり、雨も強まるでしょう。大荒れの天気となる恐れがありますので、早めに台風対策をなさってください。沖縄地方の沿岸の海域ではうねりを伴い大しけとなるでしょう。また、警報級の高潮となる恐れがあります。海岸付近には近づかないようにしてください。
台風11号の東側のトラック諸島近海にある熱帯低気圧が、今後、台風になる予想です。台風になれば台風12号となります。台風になる熱帯低気圧は発達しながら北上し、9月3日(日)は小笠原近海を進むでしょう。小笠原諸島は大荒れの天気となる恐れがあります。その後の進路の予想には幅がありますが、4日(月)以降、太平洋高気圧の張り出しが弱まるため、台風が近づきやすくなり、西日本や沖縄地方に影響を与える恐れがあります。
台風の進路次第では大きく来週の予報が変わる可能性があります。最新の台風情報、気象情報にご注意ください。

台風が近づく前の対策 暴風に備えて

台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。
1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。
2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。
3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。

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