九州や沖縄は台風通過後に再び残暑 熱中症に要警戒

2020年9月5日(土)13時0分 ウェザーニュース

2020/09/05 13:16 ウェザーニュース

台風10号は明日6日(日)から明後日7日(月)にかけて東シナ海を北上する予想です。
明後日7日(月)の午後になると九州では北部沿岸を中心に暴風・強風のリスクが残るものの、強雨のエリアは徐々に縮小し天気はゆっくりと回復に向かう見込みです。
8日(火)になると天気は回復しますが、暑さもぶり返します。8日(火)の予想最高気温は各地で30℃前後になります。
猛暑レベルではありませんが、昼間は厳しい残暑です。台風による暴風雨で停電が発生し、復旧に時間を要すると熱中症のリスクが高まります。

昨年の9月に台風15号(令和元年房総半島台風)が関東地方を通過した時は千葉県を中心に暴風が吹き荒れ、倒木の影響で広範囲・長期間の停電が発生しました。台風が通過した後は強い日照とフェーン現象の影響で気温が上昇。千葉県内では高齢者を中心に台風被災の停電のため、熱中症とみられる症状による死者が相次ぎました。
今回の台風10号では昨年の台風15号を上回るレベルの暴風が予想されていて、より広い範囲で停電が発生する可能性があります。
また、広範囲で停電が発生した場合は復旧に時間を要し、停電の期間が長引いてしまう恐れもあります。

今日中に出来る限りの対策を

台風後の暑さに備える方法の一つは飲料水の確保です。お風呂に水を張っておくのも有効です。ペットボトルに水を入れて凍らせておくと保冷剤として使え、氷が解けた後は飲料水としても利用できます。また車のガソリンを満タンにしておくと、車のエアコンで涼をとっても安心です。
台風による災害の発生に加えて、台風通過後の暑さに対しても万全の対策をしてください。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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