外国人が唯一理解できない「日本の硬貨」 そのデザインに盲点が…

2024年9月20日(金)5時15分 Sirabee

20年ぶりに新紙幣が発行された今夏。目新しいお札のデザインが耳目を集めたが、ネットではいま「5円玉」が話題を呼んでいて…。

 
画像をもっと見る

■これは何円?

日々、ラテン語の面白さを発信続けている人気Xアカウント「ラテン語さん」が17日に発信したのは、現在流通する硬貨についてのエピソード。

5円玉の写真を添え、「外国人観光客から今まで受けた質問で、意外に多かったもの:『これは何円?』」と体験談を明かすとこの投稿は反響を呼び、約3000リポスト、約4.6万いいねと広く拡散された。

関連記事:お釣りで渡された奇妙な100円、偽金と思いきや… 50年前の転売ヤー大興奮なレア物と判明

■なぜか5円玉だけ…

今回のエピソードにあったよう5円玉のデザインを改めて見てみると、表・裏とも数字表示はすべて「漢数字」。

現在発行中の硬貨、紙幣にはアラビア数字が明記されている一方、5円玉だけは漢数字オンリーなのだ。それゆえ、中国などをのぞき漢字が読めない訪日観光客にとっては「五円」が一体何の数字かわからないというわけである。…なるほど。

関連記事:新紙幣、一万円札と千円札の「1」なぜ違う? 「許せない」一方で“理由”に納得の声も

■今年度も100万枚が発行

「なんでアラビア数字使わないの!?」と財務省理財局に話を聞くと、「意図的に、算用数字を使わなかったわけではなく、当時選ばれたデザインが漢数字表記でした」との説明。

「稲穂、歯車、水をモチーフにしたデザインされた現行の5円玉は、65年前の1959年から現在まで発行しているものです。ちなみに貨幣の製造枚数は毎年公表しておりまして、令和6(2024)年度、5円玉は100万枚(500万円分)を発行します」と理財局担当者は教えてくれた。

関連記事:銀行で両替した新紙幣に早くも異変、思わず目を疑うが… 「レア物すぎる」と驚きの声

■デザインはどう決まった?

sirabee編集部の過去の取材によれば、貨幣デザインは「造幣局の職員が作る場合や、一般の方から図案を募集する場合がありますが、いずれにしても複数のデザインの中から選ばれ、最終的には政府の閣議で決定されます」(造幣局担当者)とのこと。

ネット上では「とても美しく意味のあるデザインなので、ずっとこのままであって欲しい!」「穴が空いているのが世界的にも珍しい」と、そのデザイン性を称賛する声も多くある。

関連記事:武井壮、ATMでお金をおろしたら… 新札が出るも“奇跡”起こる「凄すぎます」「圧巻」

■なんとなく「高そう」な硬貨

今回の投稿を見て改めて5円玉を見直したユーザーも多く、「言われて見れば五十円より高そう」「ピカピカして穴まで空いているこれが一番高価だろ(笑)」との声も。

一方で、投稿者同様「僕も昔質問受けたことある」「これはよく聞かれますよね」と同じ体験を明かすユーザーも散見されていた。


・合わせて読みたい→銀行で両替した新紙幣に早くも異変、思わず目を疑うが… 「レア物すぎる」と驚きの声


(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

Sirabee

「外国人」をもっと詳しく

「外国人」のニュース

「外国人」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ