「暑さ寒さも彼岸まで」は本当? ここ数年はそうも行かず…

2018年9月20日(木)6時30分 ウェザーニュース


2018/09/20 06:29 ウェザーニュース

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、皆さんも一度は耳にしたことがあるはず。
厳しい残暑もお彼岸を境に落ち着き、過ごしやすくなるということを表しています。
では、実際に彼岸前と彼岸後では気温に変化があったのか、過去の気温を調査してみました。

ここ数年、暑さは落ち着きづらい傾向に

東京の平均最高気温(2008年〜2017年)
気象庁より

彼岸前、彼岸時期、彼岸後それぞれ7日間の平均最高気温を調べた結果、確かに彼岸を境に暑さが落ち着いている印象です。
ただ、2015年と2016年に関しては彼岸後の平均最高気温の方が高くなっていることが分かりました。昨年〜5年前と、6〜10年前で気温差を比較してみると…
2008年〜2012年:平均で-5.5℃
2013年〜2017年:平均で-1.2℃

直近5年(2013年〜2017年)の方が、彼岸前後の気温差が小さくなっている事が判明。
ここ数年は、暑さが落ち着くのが遅い傾向で、10月に入っても30℃を超えることがあります。昔に比べると「暑さ寒さも彼岸まで」が、あまり顕著に感じられなくなってきているのかもしれません。

今年はどうなる?

21日(金)頃に前線が通過した後に北日本では、一時的に気温が下がる可能性があります。
三連休明けは全国的に雨が降り、気温の上昇も抑えられる予想。
2018年秋は、言葉通り、彼岸を過ぎると厳しい残暑は少なくなりそうです。

参考資料など

気象庁「9月・10月の東京の最高気温(2008年〜2017年)」http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=50&block_no=47656&year=2016&month=10&day=&view=p1
【参考・参照元】
国立天文台「2016年9月の日の出入り時刻(東京)」http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2016/s1309.html
国立天文台「春分の日・秋分の日には、昼と夜の長さは同じになるの?」https://www.nao.ac.jp/faq/a0303.html


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