今週末は強い寒気が南下 北海道内陸部は初雪の可能性も
2023年10月20日（金）11時15分 ウェザーニュース
2023/10/20 10:41 ウェザーニュース
明日21日(土)の日本付近は冬型の気圧配置となり、上空には今シーズン一番の寒気が流れ込みます。
全国的に気温が下がり、北海道では内陸部の市街地でも初雪となる可能性があります。
本州の高い山は吹雪に
各地に雨を降らせる低気圧や前線は、明日21日(土)になると東に抜けていきます。
代わって大陸から高気圧が張り出して、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になる見込みです。
日本海側の各地で雨が降り、北海道の山沿いや山間部では朝から雪が予想されています。
明日の夕方から夜にかけてが寒気のピークで、山で雪の目安となる上空1500m付近で0℃以下のラインは東北南部から北陸付近まで南下します。
また、平地で雪になる−6℃以下のラインが北海道付近まで南下する予想です。
北海道の沿岸部は冷たい雨やあられとなる見込みですが内陸部では市街地でも雪の混じる可能性があります。旭川などでは初雪の観測があるかもしれません。峠道は雪が積もる見込みで、走行には冬用タイヤが必要になります。
東北から関東、中部にかけての山間部も雪になり、標高の高い所を中心に積雪が予想されます。
風も強く吹雪となるため、今週末の登山は避けるようにしてください。
太平洋側も冷え込みに注意
東京の気温変化
晴れる太平洋側も気温が下がります。
東京都心の気温変化を見ると、今日20日(金)は25℃くらいまで上がりますが、今夜から明日の朝は15℃前後となりそうです。
明日の昼間は日差しがしっかりと届くにも関わらず21℃止まりです。
寒気が南下する夕方以降は気温がグッと下がって、夜には15℃を割り込んで朝よりも低くなります。
北西の風が強めに吹く所が多く、風によって体感温度はさらに低くなる見通しです。
西日本から関東ではここ数日の汗ばむ陽気から一転して、寒いくらいになります。
寒暖の変動で体調を崩さないよう服装や寝具の準備をして、体調管理にご注意ください。
