寒冷前線通過中の東北で雷雨 北陸から九州北部も雨の可能性

2023年11月4日(土)9時0分 ウェザーニュース

2023/11/04 08:55 ウェザーニュース

寒冷前線の南下により東北で雷雨になっている所があります。三連休中日の今日4日(土)は東北を中心に雨が降りやすく、北陸から九州の北部の日本海側でも雨の可能性があります。

寒冷前線の周辺で落雷が頻発

昨日、北海道に雨を降らせた寒冷前線の雨雲が南下し、今日は東北に雨を降らせています。前線付近では雨雲が発達していて、山形県酒田市では活発な積乱雲の周辺に現れるアーチ雲が見られました。
8時30分までの1時間には秋田県本荘で15.0mm、八戸市で10.5mmのやや強い雨を観測しています。また、雨に加えて雷も頻発している状況です。
▼アーチ雲とは?
発達した積乱雲の下で、強い降水などによって形成された冷たく重い空気が下降気流となって地上に到達すると、その気流の先端が周囲にある暖かく軽い空気の下へ潜り込むことで、「ガストフロント」という小規模な寒冷前線が形成されることがあります。そのガストフロントにより発生する雲が、アーチ状に広がることから「アーチ雲」と呼ばれます。
アーチ雲が出現するような積乱雲は極めて発達していると言えます。アーチ雲の接近は突風や激しい雷雨などの前兆となります。

午後は次第に雨雲が弱まる予想

寒冷前線はこの後も南下を続け、昼過ぎにかけては山形県など東北南部や北陸の一部にも活発な雨雲がかかる見込みです。短時間の強い雨や落雷、突風などの可能性がありますので、アーチ雲や底の黒い雲が近づいてきたら注意をしてください。
午後は次第に雨雲が弱まるため、雷雨や突風などのリスクは段々小さくなるとみられます。それでも北陸や山陰、九州北部などは雨が降りやすくなりますので、三連休を利用した外出の際は、雨具があると安心です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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