斎藤氏アシストの「成功体験」は参院選に...立花孝志氏が「自民候補批判」の候補者立てる理由
2024年11月21日(木)15時45分 J-CASTニュース
「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が2024年11月21日、25年の参院選で、自民党候補者を批判する人物を擁立する意向をXで明かした。
「立憲民主党を応援して、自民党を批判する候補者を擁立します!」
立花氏は21日、Xで「来年の参議院選挙では、立憲民主党の石垣島のりこ氏を応援して、自民党の愛知次郎氏を批判する候補者を擁立します!」(原文ママ・以下同)と宣言した。
X投稿に付けられた画像は、19年参院選・宮城選挙区のNHK開票結果のスクリーンショットだ。立花氏が支持を表明した「石垣島のりこ氏」は元アナウンサーで立憲民主党宮城県連合副代表を務める石垣のりこ氏、対する「愛知次郎氏」は同選挙で石垣氏に敗れた愛知治郎元参院議員を指すとみられる。
「その他の一人区の選挙区にも、立憲民主党を応援して、自民党を批判する候補者を擁立します!」といい、「この意味については、後ほどYouTubeで詳しく解説します(笑)」と含みを持たせた。
続く投稿では、「答え!」として石垣氏を支持する理由を説明した。
「石垣島のりこさんと、全く同じ公約を掲げて立候補すれば、石垣島のりこさんに行く票の5%くらいが、石垣島のりこさんを応援する立候補者に流れる。そうなると、石垣島のりこさん落選!」
「石垣氏を応援する」としていた立花氏だが、本当の目的は石垣氏を落選させることだという。
「全く同じ公約を掲げて立候補されると、石垣のりこさんは困る」
「石垣のりこさんの票を、3%だけ石垣のりこさんを応援する立候補者にスライドさせれば、石垣のりこさんは、落選します! つまり、石垣のりこさんと全く同じ公約を掲げて立候補されると、石垣のりこさんは困るのですよ!」とした。
立花氏の「計画」には、Xユーザーから「選挙区調整しないとって言ってた奴らが、複数立候補の方が良いとか言ってるので、激戦区でやってみて欲しい。と思ってたら仕事が早すぎる」「酷い笑 さすが選挙ハッカー 知り尽くしてる上に頭が切れる」など驚きの声が寄せられている。
なお、立花氏自身は25年1月19日公示・26日投開票の兵庫県南あわじ市市長選への出馬を表明している。
現職の守本憲弘氏は、波紋を広げた兵庫県知事選(11月17日投開票)で、斎藤元彦前県知事の対抗候補だった稲村和美前尼崎市長の支持を表明していた22市長のうちの1人だった。
20日時点で立候補を表明しているのは立花氏ひとりだったことから、「今のところ、立候補予定者1人だけやん! 前回も、前々回も、立候補1人で選挙無かったから、今回も選挙なしで当選出来ないかな? でも、南あわじ市の有権者は投票したいよね」とつづっている。