東海や北陸で虹が見られる 二重の大きな虹も

2020年12月3日(木)8時0分 ウェザーニュース

2020/12/03 08:12 ウェザーニュース

今日12月3日(木)の朝は、東海や北陸、近畿北部などの所々で虹が出現しています。
二重の大きな虹が見られているところもあり、朝の空を鮮やかに演出しています。

小さな雨雲が多数通過中

雨雲レーダー

今日は日本海で発生した小さな雨雲の集団が北陸や近畿北部を通過していて、一部は滋賀県や岐阜県、三重県にも流れ込んでいます。
小さな雨雲のすきまでは日差しが届いているため、雨粒のスクリーンで太陽光が反射・屈折することで、虹が見えている状況です。
虹は太陽を背にした反対側の空に出現します。つまり、朝に見える虹は西側から北西の空に架かるといえます。今日はちょうど西〜北西側から雲が流れてくるため、虹が見えたあとはにわか雨となる可能性があります。

朝は大きな虹、昼間は低い虹

虹の見える方向は太陽の移動に伴って北西、北へと変化し、夕方には北東から東の空に変わります。太陽の高さが低い朝夕は高く大きな虹になり、昼間は逆に低い虹になります。
二重に見えることがある外側の虹は「副虹」と呼ばれ、内側の「主虹」とは雨粒の中での光の経路が違い、反射が1回多いため少し薄く見えます。反射の回数の違いで、色の並びも主虹と副虹では逆順になります。

虹が見えている時は雪ではなく雨

虹は雨粒の中で光が反射することで出現するため、氷の結晶がまとまって降ってくる雪の時には残念ながら見られません。
つまり、虹が見えている時は降るのは雪ではなく雨と予想することが出来るわけです。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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