北海道の1か月予報 クリスマス後は年越し寒波に注意
2020年12月17日(木)18時54分 tenki.jp
今日(17日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。ここ数日、上空の強い寒気の影響で寒さが厳しく、真冬日の続いている所が多くなっています。来週は一時的に上空の寒気が緩む日がありますが、クリスマスが過ぎた後は再び上空の寒気が強まる見込みです。最新の一か月予報をもとに、予想される天候の特徴をまとめてみました。
1週目(12月19日〜25日) 寒気が居座り、土曜日がピークに
明日(18日)はいったん冬型の気圧配置が緩みますが、西からは上空に強い寒気を伴った気圧の谷が近づくでしょう。この気圧の谷は明後日(19日)にかけて北海道付近を通過し、次第に冬型の気圧配置が強まる見込みです。今日(17日)までに、空知地方の岩見沢と石狩地方の新篠津では平年の3倍前後の積雪となっていますが、これらの地域ではさらに雪の量が増える恐れがあり、また、札幌中心部でも雪かきが必要な降り方となる見込みです。冬型の気圧配置が弱まり、上空の寒気が抜けてくるのは23日の水曜日頃と見込まれ、日本海側の雪が降り続いていた地域でもようやく晴れ間が戻りそうです。
2週目以降(12月26日〜1月1日) 年越し寒波に注意
2週目は平年よりも冬型の気圧配置が強まる見込みです。日本海側では雪が降りやすく、平年よりも積雪が多くなる地域も出てきそうです。クリスマスが過ぎた後は、上空に強い寒気が流れ込む影響で、気温が平年よりかなり低くなる日もある見込みです。年末年始の準備で買い物などに出かける方は万全な防寒対策が必要となりそうです。
3〜4週目(1月2日〜15日) 年明け後も冬型の気圧配置はやや強め
年明け後の3週目以降も冬型の気圧配置は平年よりやや強い見込みです。日本海側やオホーツク海側では曇りや雪の降る日が多くなるでしょう。太平洋側は平年と同様に晴れる日が多い見込みです。上空の寒気が平年より強くなる日があり、気温は平年並みか低く経過しそうです。センター試験などを控える受験生の方は、寒さ対策をしっかりとして体調管理に注意して下さい。