寒波襲来 日本海側は大雪や吹雪に警戒 全国的に極寒の一日

2023年12月17日(日)5時10分 ウェザーニュース

2023/12/17 05:15 ウェザーニュース

今日12月17日(日)は冬型の気圧配置が強まり、日本列島の大部分が強い寒気に覆われます。明日18日(月)にかけて日本海側の広い範囲で大雪のおそれがあり、暴風にも警戒が必要です。
今朝5時までに、暴風警報や暴風雪警報の発表されている地域が広がっているほか、北陸や西日本の各地で初雪が観測されています。

東西の気圧差が大きく季節風が強まる

低気圧がオホーツク海に進んで発達し、日本付近は東西の気圧差が大きくなっています。北西の季節風が強く、東北地方の日本海側では30m/sを超える最大瞬間風速を観測しています。
この後も風の通り抜けやすい岬や海峡などは瞬間的に30m/s以上の暴風となる所があり、飛来物や停電などへの備えが必要になります。交通機関への影響が考えられますので、移動の予定がある場合は気象情報に加え、鉄道などの運行情報もご確認ください。
雪が降る日本海側では吹雪によって視界が悪化し、ホワイトアウトとなるおそれがあるため、警戒をしてください。また、風が強いことで日本海側の雪雲の一部が山を越えて、太平洋側まで広がることもあります。

積雪急増による交通障害に警戒を

寒気の南下によって日本海側の広い範囲で雪になっていて、北陸〜西日本の各地(金沢・広島・鳥取・佐賀・長崎・熊本)で初雪が観測されました。
明日にかけては特に北日本の各地や北陸の内陸部、山沿いなどで大雪が予想されます。18日(月)夜までに新たに積もる雪の量は山沿いなどで50cmを超え、多い所では100cm近くに達する可能性があります。近畿北部から山陰でも雪の積もる所が多く、山沿いでは10〜30cmに達する予想です。
短時間で急激に積雪が増加することで立ち往生の危険性が出てきます。峠道などを走行する場合は冬用タイヤの装着に加え、チェーンを準備するなどスタックしないような備えが必要です。

寒さ厳しく西日本は昼間も一桁

日本列島の大部分が強い寒気に覆われますので、寒さが厳しくなります。昼間も気温が上がらず、午後の気温分布を見ても、10℃以上を示すオレンジ色の領域は関東にしかありません。北日本だけでなく、西日本もほぼ全域が一桁の気温です。
14時の気温は福岡市で5℃、大阪市は7℃の予想となっています。仙台市は今日の同じ時間より8℃も低い3℃の寒さです。
関東は季節外れの暖かさとなった今日に比べると大幅に低く、東京都心は13℃の予想。冷たい北西の風が吹くため体感温度はさらに低くなります。

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